MSIが中国製DDR5メモリ向けのベータ版BIOSをリリースしDDR5-8200での動作が可能に、CXMTがMicron・Samsung・SK hynixに代わる選択肢となるか

AI需要による世界的なメモリ不足が深刻化する中、中国のメモリメーカーであるCXMTが個人向けのDDR5メモリを生産しているという情報が注目を集めています。新たに大手マザーボードメーカーのMSIがCXMT製メモリの高速動作を可能にするベータ版BIOSをリリースしたことが明らかになりました。
MSI claims first DDR5-8000+ validation for Chinese CXMT memory on AMD motherboards - VideoCardz.com
https://videocardz.com/newz/msi-claims-first-ddr5-8000-validation-for-chinese-cxmt-memory-on-amd-motherboards
China-made CXMT memory now supports faster speeds on MSI's AMD motherboards — new BIOS adds DDR5-8200 validation on dual-DIMM, DDR5-7200 on quad-DIMM models | Tom's Hardware
https://www.tomshardware.com/pc-components/ddr5/china-made-cxmt-memory-now-supports-faster-speeds-on-msis-amd-motherboards-new-bios-adds-ddr5-8200-validation-on-dual-dimm-ddr5-7200-on-quad-dimm-models
AI需要によるメモリ不足は業務用メモリだけでなく個人用メモリにも影響を及ぼしています。PCに搭載されるRAMチップは「Micron」「Samsung」「SK hynix」の3社によって製造されているのですが、Micronは2025年12月に個人向けメモリ・ストレージ事業からの撤退を表明。その後も記事作成時点に至るまで個人向けメモリは高値で推移しています。
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そんな中、中国のメモリメーカーであるCXMTが個人向けのDDR5メモリを製造中という情報が報じられました。CXMTは2016年に創設された企業で、すでに最大速度8000MbpsのDDR5メモリモジュールの開発に成功していることをアピールしています。
中華メモリ企業「CXMT」がDDR5のPC向けメモリを製造中との報道、ただし安価ではない - GIGAZINE

新たに海外メディアのVideoCardzとTom's Hardwareが「MSIがCXMT製DDR5メモリを高速動作させるためのベータ版BIOSをリリースした」と報じました。ベータ版BIOSは中国で展開されており、何らかの理由でグローバル展開はされていないとのこと。以下はVideoCardzが公開した「CXMT製DDR5メモリがDDR5-8200として動作する様子のスクリーンショット」です。

スクリーンショットにはハードウェア情報表示アプリ「HWiNFO」のウィンドウが含まれており、「1枚当たり24GBのKingBank製DDR5メモリを搭載している」ということが読み取れます。メモリの定格クロックは3000MHz(DDR5-6000)で、メモリメーカー名の部分には「CXSH」と記されています。

メモリテストツール「MemTest」のスクリーンショットも含まれており、DDR5-8200として動作させてエラーなくテストを終えたことが分かります。

また、VideoCardzは「CXMT製チップを搭載したLexarのDDR5メモリをDDR5-8000として動作せたスクリーンショット」も公開しています。

なお、CXMTのメモリは「Micron・Samsung・SK hynixと比べて安価なわけではない」と報じられていますが、市場に流通するDDR5メモリの増加には寄与しそうです。
また、CXMTはアメリカ国防省の「中国軍事企業リスト」に記載されていますが、Appleがトランプ政権に対してCXMT製メモリの購入許可を求めているという報道もあります。
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in ハードウェア, Posted by log1o_hf
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