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「Firefox 151」正式版リリース、新タブページ刷新&プライベートブラウジングのセッションをワンクリックで消去可能に


ウェブブラウザ「Firefox 151」の正式版が公開されました。新タブページ「Firefox Home」のデザインが刷新されたほか、プライベートブラウジング中のデータをウィンドウを閉じずに一括削除できる機能が追加されています。また、強化型トラッキング防止機能の標準設定でフィンガープリンティング対策が強化され、PDFビューアーでは複数PDFの結合が可能になっています。

Firefox 151.0, See All New Features, Updates and Fixes
https://www.firefox.com/en-US/firefox/151.0/releasenotes/


Firefox 151 release notes for developers - Mozilla | MDN
https://developer.mozilla.org/en-US/docs/Mozilla/Firefox/Releases/151


◆新タブページ「Firefox Home」のデザインが刷新
Firefox 151では、新タブページに表示される「Firefox Home」の見た目が新しくなりました。Mozillaによると、この新レイアウトはFirefox 151からFirefox 152にかけて導入されるウィジェットやショートカット改善などの新機能に備えたものとのこと。

ホーム画面は右下の「カスタマイズ」ボタンからカスタマイズすることが可能です。


変更できるのは「壁紙」「天気予報ウィジェットの表示」「ショートカットの表示」の3つ。


壁紙では各カテゴリ内に多数の壁紙が用意されており、好みのものに切り替えることが可能です。


◆プライベートブラウジングのセッションを瞬時に消去可能に
プライベートブラウジングモードでは、ウィンドウ全体を閉じることなく、現在のセッションのデータを一括削除できるようになりました。URLバー右側に表示される炎アイコンの「End Private Session」ボタンをクリックすると確認画面が表示されます。確認するとプライベートブラウジング中のデータが消去され、新しいプライベートブラウジングセッションが開きます。


なお、環境によっては表示されない場合があるようで、記事作成時点では編集部員のPCでは確認できませんでした。

◆フィンガープリンティング対策を強化
Firefox 151では、トラッキング防止機能「強化型トラッキング防止」のデフォルト設定である「標準」モードのフィンガープリンティング対策が強化されました。ウェブサイトに渡される端末やブラウザの情報を制限することで、サイトをまたいだ追跡を難しくする仕組みで、一般的なフィンガープリンティング手法で一意に識別可能なユーザー数を平均で約14%、macOSでは約49%削減できるとされています。


◆PDFビューアーで複数PDFの結合が可能に
Firefox内蔵のPDFビューアーでは、複数のPDFファイルを直接結合できるようになりました。Firefox 150ではPDF内のページの並び替えや削除などが可能になっていましたが、Firefox 151ではPDFファイル同士をまとめる用途にも使えるようになっています。

PDFを結合するにはまずPDFを開き、左のページパネルを表示して「+」ボタンをクリックします。


結合したいPDFを選択し「開く」をクリック。


新たなページとして開いたPDFの中身が追加されます。


◆翻訳ページにメニューからアクセス可能に
リアルタイムのプライベート翻訳ページ「about:translations」は、アプリケーションメニュー内の「その他のツール」からアクセスできるようになりました。


◆プロファイルのローカルバックアップがLinuxにも対応
Firefoxプロファイルのローカルバックアップ機能が、Windowsに加えてLinuxでも利用可能になりました。また、バックアップしたプロファイルはプラットフォームをまたいで復元可能です。

◆Firefox内蔵VPNで接続先の国を選択可能に
Firefox内蔵VPNでは、ブラウジング時の接続先の場所を選択できるようになりました。利用可能な国を手動で選ぶことができるほか、ネットワークに応じて最適な接続先を自動選択する「Recommended」も利用可能です。この機能は段階的に展開されるとのこと。

なお、記事作成時点ではFirefox内蔵VPNの提供対象地域はアメリカ、イギリス、ドイツ、フランス、カナダとなっており、日本は含まれていませんでした。

◆スマートフォン版ではAI機能の管理項目が追加
Firefox 151では、iOS版とAndroid版のFirefoxでAI機能をまとめて管理できるコントロールが追加されました。また、「Shake to Summarize」はAndroid版では英語で利用可能になり、iOS版では英語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、ポルトガル語、イタリア語、日本語に対応しました。

◆その他の更新
・macOSで、Appleのユニバーサルクリップボードを使ってiOS端末からコピーしたURLをFirefoxに正しく貼り付けられるように修正
・macOSで、ウェブページ上のドロップダウンメニューがネイティブのmacOSメニュー風の見た目と挙動に変更
・オランダのユーザー向けに住所の自動入力を有効化
・マルチモニター環境でウェブサイトに誤った画面解像度が報告される問題を修正
・macOSのマルチモニター環境で、最大化したFirefoxウィンドウが再起動後に誤ったモニターで開く問題を修正
・macOSでコピー&ペーストした画像のカラーマネジメントを改善
・Firefox設定画面の検索バーが大きくなり、設定コンテンツ領域の幅いっぱいに表示されるように変更
・Firefoxデスクトップ版のプロファイルディレクトリにインストールされた拡張機能やテーマが、プロファイルの移動や復元後にも正しく復元されるように変更
・Windows版Firefoxで位置情報を扱う際、Windows側の位置情報許可設定を尊重するように変更

◆開発者向けの更新
・シリアル通信対応のマイクロコントローラーや開発ボードをFirefoxから扱えるWeb Serial APIをサポート
・ローカルネットワーク上の端末やローカルアプリ・サービスに接続する前に、ウェブサイトが許可を求める制限を全ユーザー向けに展開
・フルスクリーン中にEscキーで即座にフルスクリーン解除されないようにするFullscreen Keyboard Lock APIを追加
・複数カラムコンテナや印刷時に、絶対配置要素の描画を改善
@containerルールで複数のコンテナクエリ条件を指定可能に
・コンテナのカスタムプロパティなどの算出値に応じてスタイルを適用できるコンテナースタイルクエリーをサポート
・CSSContainerRule.conditionsプロパティを追加し、従来のCSSContainerRule.containerNameとCSSContainerRule.containerQueryは非推奨に
・CSS Anchor Positioningの暗黙的アンカーの挙動を変更
・ウェブページの任意のHTMLコンテンツを常に最前面の小ウィンドウに表示できるDocument Picture-in-Picture APIをデスクトップ版でサポート
・一時的なサイト権限がPermissions APIに正しく反映されるように変更
・シャドウルートのスロット割り当て挙動を宣言的に定義可能に
・CanvasRenderingContext2D.langプロパティをサポート
・アドオン開発者向けに、分割ビューのタブを含むtabs.group()、tabs.ungroup()、tabs.move()の挙動を修正

また、Firefox 151には複数のセキュリティバグフィックスが含まれています。

なお、次期メジャー版となる「Firefox 152」は現地時間の2026年6月16日(火)にリリース予定です。

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