ビタミンCが大気汚染から肺を守ってくれる可能性があると判明

大気汚染は人々の健康に甚大な悪影響を及ぼしており、人間にとって最も深刻な健康リスクであるといわれています。オーストラリアの研究チームが行った新たな研究では、よく知られている必須栄養素のビタミンCを摂取することが、大気汚染から肺を守るのに役立つ可能性があると示されました。
Vitamin C attenuates low-level PM2.5 exposure-induced lung inflammation and mitochondrial loss - ScienceDirect
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0160412025006804

Vitamin C may protect against air pollution
https://www.uts.edu.au/news/2025/12/vitamin-c-may-protect-against-air-pollution
A Common Vitamin Could Help Protect Your Lungs From Air Pollution : ScienceAlert
https://www.sciencealert.com/a-common-vitamin-could-help-protect-your-lungs-from-air-pollution
交通渋滞や山火事などによって発生する微小粒子状物質(PM2.5)は、大気中を浮遊する2.5マイクロメートル以下の微粒子であり、肺の奥深くまで入りやすく呼吸器系や循環器系に悪影響を及ぼします。オーストラリアの主要都市でもPM2.5による大気汚染から安全ではなく、たとえ低レベルであってもPM2.5はぜん息や慢性閉塞性肺疾患(COPD)、肺線維症、肺がんなどの肺疾患を引き起こす可能性があります。
PM2.5は強力な酸化剤であり、その表面に付着している多環芳香族炭化水素(PAH)などの有毒物質が体内に入ると、酸化ストレスを引き起こして身体にダメージを与えることがわかっています。
そこで今回、オーストラリアのシドニー工科大学生命科学部で名誉教授を務めるブライアン・オリバー氏らの研究チームは、COPDや心血管疾患などの症状に対する抗酸化サプリメントとして用いられているビタミンCが、PM2.5によるダメージから身体を保護するのかどうかを調査しました。

研究チームはPM2.5に暴露したオスのマウスにビタミンC入りの水または生理食塩水を与え、安楽死させた後に肺組織を分析して両者を比較しました。また、培養したヒトの肺上皮細胞をビタミンCで処理した後にPM2.5へ暴露し、細胞生存率や炎症反応を調査しました。
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