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AI生成の「ロボットポルノ」を政府のコンピューターに保存していた男性が核の機密情報にアクセスできなくなり「過剰な監視」に異議申し立て


アメリカの核兵器管理機関に勤務する男性が、個人所有のポルノコンテンツを誤って政府のネットワークにアップロードしてしまったため、機密の取り扱い許可を剥奪されたことが分かりました。この男性は異議申し立てを行い、過剰な監視を「スペイン異端審問」に例えました。

Man Stores AI-Generated ‘Robot Porn' on His Government Computer, Loses Access to Nuclear Secrets
https://www.404media.co/man-stores-ai-generated-robot-porn-on-his-government-computer-loses-access-to-nuclear-secrets/


報告書によると、この男性はAIが生成したポルノコンテンツを自身のスマートフォンに保存していたものの、画面が小さすぎたため、政府のコンピューターにファイルを移動させたそうです。加えて、1990年代から収集していた複数のポルノ画像ディレクトリを含む巨大な圧縮ファイルを、新たな画像生成に使用するため、個人のクラウドストレージドライブに移動させたとも報告されています。

ところが、この男性がファイルを移動したクラウドストレージドライブは政府のネットワーク上にあったため、結果的に政府のネットワーク内にポルノコンテンツがあふれかえる事態に発展しました。この男性がアップロードしたコンテンツは、約18万7000件に上りました。

アップロードからおよそ6カ月後、政府の内部調査官が「なぜサーバーに大量のポルノ画像があふれているのか」と疑問に思い、男性のミスが判明したとのことです。


この男性は機密を取り扱う資格を剥奪されたため、異議申し立てを実施。今回のケースでは、長期にわたる調査と複数の心理学者による面談につながりました。

調査によると、この男性は子どもの頃からうつ病の治療を受けていて、気分に浮き沈みがあり、ポルノコンテンツを誤ってアップロードした時は精神状態が悪かったとのこと。男性は心理学者に対し、「個人用のポルノを政府のネットワークにバックアップしたことに気づくべきだった」と認めましたが、「当時、うつ状態が深刻だったため、複数段階先の行動や結果を予測できていなかった」とも説明しました。

加えて、「自身の個人的なドライブが雇用主のシステムに接続されていても、何らかの形で区切られており、個人用資料が政府支給のコンピューターを汚染することはないと考えていた」とも話したそうです。


資格回復のための異議申し立てにおいて、この男性は上司による過剰な監視を訴え、ポルノ問題に関する尋問を「スペイン異端審問」に例えましたが、異議申し立ては認められず、機密取扱許可を回復できませんでした。報告書には、「心理学者は、当該個人が将来再び抑うつエピソードを経験する可能性が極めて高いと判断した」と記されているとのことです。

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in メモ, Posted by log1p_kr

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