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MetaがAI部門600人を解雇予定


Metaが、四半期決算を前にAI部門で約600人の人員削減を行う方針を示しました。組織内の階層を削減して迅速に業務をこなすのが目的とのことです。

Meta lays off 600 from 'bloated' AI unit as Wang cements leadership
https://www.cnbc.com/2025/10/22/meta-layoffs-ai.html


海外メディアのCNBCによると、Metaの最高AI責任者であるアレクサンドル・ワン氏が社内向けのメッセージで人員削減を発表したとのこと。この決定で、MetaのAIインフラを担う基礎人工知能研究部門(FAIR)やその他関連職種の従業員が影響を受けます。

なお、この決定はワン氏が率いる「TBD Lab」チームには影響を及ぼさないとのことです。TBD Labは、Metaのスーパーインテリジェンスに特化したAIラボ「Meta Superintelligence Labs」が4つに分割された際に誕生したチームで、AIアシスタントの基盤となる「Llama」を含むMetaの大規模言語モデルを監督します。このチームにはトップクラスのAI人材が多く含まれていると伝えられています。


関係者によると、Meta内部ではAI部門が肥大化しており、FAIRのようなチームと製品志向のグループが計算リソースを争うことが多かったとのこと。CNBCは「今回の人員削減は、AI部門のさらなる縮小と、ワン氏のAI戦略を主導する役割を確固たるものにするための試みだ」と伝えました。

Metaはルイジアナ州郊外に建設中の巨大データセンター「ハイペリオン」の資金調達・開発に向け、ブルー・オウル・キャピタルと270億ドル(約4兆1000億円)の契約を締結したと発表するなど、ここ数カ月にわたりOpenAIやGoogleといった競合他社に後れを取らないよう、AIへの取り組みを積極的に見直しています。


Metaは2025年7月の第2四半期決算発表で、2025年の総費用が1140億~1180億ドル(約13兆3600億円~約18兆円)の範囲になるとの見通しを示して前回予想の下限を引き上げました。Metaは「AI関連事業が、2026年の費用増加率を前年以上に押し上げる」と述べたため、総費用はさらに増加すると予想されています。

Metaは2025年10月末に第3四半期決算を発表する予定です。

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in Posted by log1p_kr

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