Samsungが初のAndroid XR搭載ヘッドセット「Galaxy XR」を発表、システムレベルで統合されたGeminiが日常生活のあらゆる側面をサポートしてゲームのコーチングまで行ってくれる

現地時間の2025年10月22日、Samsungが初のAndroid XR搭載デバイスとなる「Galaxy XR」を発表しました。
Introducing Galaxy XR: Opening New Worlds – Samsung Global Newsroom
https://news.samsung.com/global/introducing-galaxy-xr-opening-new-worlds
Galaxy Event October 2025: Official Livestream | Samsung - YouTube

Galaxy XRはSamsung、Google、Qualcommが共同開発したXR向けOSであるAndroid XRを搭載した初のXRヘッドセットです。SamsungはGalaxy XRについて、マルチモーダルAIのパワーを最大限に引き出す設計となっているとアピールしており、GoogleのAIアシスタントであるGeminiがシステムレベルで統合されています。
そのため、SamsungはGalaxy XRを「ユーザーの指示に従うツールという感覚ではなく、タスク管理を支援する新しいタイプのAIコンパニオンとして、音声・視覚・ジェスチャーを通じた自然で直感的なインタラクションを提供します」と表現しています。

Galaxy XRは、ユーザーが見ているものと聞いているものをカメラやマイクで把握することで、ユーザーの周囲の状況を理解し、自然で人間味のある会話形式でユーザーとコミュニケーションを取りながら、これまでにない新しいインタラクションを提供するそうです。
利用できるアプリケーションにはアプリストアのGoogle PlayやYouTube、GoogleマップといったGoogleのアプリだけでなく、MLB公式アプリなどさまざまなアプリを利用可能です。Android XRがAndroid向けに開発されたアプリを利用できるため、Galaxy XRでも多種多様なアプリが利用できるというわけ。

また、Galaxy XRはVRおよびAR向けの標準規格であるOpenXRに基づいて構築されているため、OpenXR、WebXR、Unityを使用する開発者は、Galaxy XR向けに簡単にアプを移行することができます。
Galaxy XRは長時間装着しても快適に過ごせるような装着感を実現するべく、形状・先進素材・各部品の構造最適化に取り組んでいるそうです。これにより軽量でありながら日常使用に耐えうる堅牢性を併せ持っています。人間工学に基づいて設計されたヘッドセットのフレーム部分は、額と後頭部への圧力を分散し、顔への不快感を最小限に抑えながら安定したサポートを実現します。Galaxy XRは取り外し可能なライトシールドも備えており、外すと快適性が向上し、装着時には外部光を遮断することでより深い没入感が得られる設計です。
また、Galaxy XRはGoogleマップ、YouTube、かこって検索、GoogleフォトなどのGoogleエクスペリエンスをXR向けに最適化しているため、以下のようなことが可能になっています。
Googleマップで旅行と検索:ユーザーはGeminiをガイドとして使用して、Googleマップ上の任意の場所に移動し、没入型の3Dマップで世界を探索しながら近くの場所に関するパーソナライズされた提案を求めることができます。
AIによるコンテンツの深掘り:ユーザーはYouTubeで見たいコンテンツを探すようにGeminiに自然に頼んだり、視聴している動画の詳細情報を入手したりできるため、より豊かな学習およびエンターテイメント体験が可能になります。
ビデオパススルーとかこって検索でさらに詳しく見る:パススルーモードで、ユーザーは周囲の物理的な世界を確認し、手で円を描いて、目の前にあるものに関する情報を即座に検索できます。
動画と写真を3Dに自動空間化:2D画像を3Dに変換して写真や動画に命を吹き込み、思い出を没入型の体験に変えたり、まったく新しい方法で再現したりすることが可能です。

また、Galaxy XRは高度なセンサー・カメラなどを搭載しているため、ユーザーの頭、手、目の動きを正確に追跡し、真に没入感のある体験を実現することが可能。デバイスのマイクは戦略的に配置され、ソフトウェアによるサポートにより外部ノイズを除去し、装着者の音声を明瞭に捉えます。Galaxy XRでは、Geminiの支援を受けながら、XR専用アプリで仮想世界と現実世界の両方を探索し、自然で物理的なインタラクションを実現できます。
また、4K解像度に対応したOLEDマイクロディスプレイを搭載しているため、個人用シアターのような没入感の高い映像視聴体験が楽しめます。スポーツ観戦ではまるで現地で試合を観戦しているかのような感覚で、試合を視聴することが可能。また、XR専用ゲームをプレイしながら、Geminiにリアルタイムでコーチングしてもらったり、ヒントをもらったりすることもできます。

Galaxy XRにはSnapdragon XR2+ Gen 2が搭載されており、Qualcomm Hexagon NPUによる鮮明な映像と高度なAIにより、次世代の没入型体験を実現します。バッテリー駆動時間は2時間半で、お気に入りのコンテンツを途切れることなく没入感溢れる状態で楽しむことが可能です。
なお、Galaxy XRはアメリカでは2025年10月21日、韓国では10月22日に発売されます。
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in 動画, ハードウェア, Posted by logu_ii
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