無料でページのレイアウトをキレイに維持したまま日本語に自動翻訳できるChrome・Firefox用の拡張「PLaMo Translate」レビュー

外国語のページを見る際に、読み取りたい部分を毎回コピー&ペーストして翻訳するよりも、ページ全体をブラウザの機能や拡張機能で翻訳できる方が便利です。しかし、ページ全体を翻訳する拡張機能には、精度が高くないものや、翻訳した結果ページのレイアウトが崩れてしまうものもあります。Chrome・Firefox用のブラウザ拡張「PLaMo Translate」は、無料プランで月間5万文字までページの翻訳が可能で、制度も高くページのレイアウトも高水準に維持することができます。
PLaMo Translate - Chrome Web Store
https://chromewebstore.google.com/detail/plamo-translate/ioijepjbllchodiajdakejdbjmdgggoj
PLaMo Translate – 🦊 Firefox (ja) 向け拡張機能を入手
https://addons.mozilla.org/ja/firefox/addon/plamo-translate/
PLaMo TranslateはGoogle Chrome、Fireworkで使用できます。記事作成時点ではWindowsもしくはMacで利用可能で、Android版Firefoxで拡張機能を検索してみたところ見つけられませんでした。今回はWindows PCでFirework版を使用してみるため、アドオン配布ページにアクセスして「Firefoxへ追加」をクリック。

ツールバーのアドオンパネルにポップアップが表示されたので、「追加」をクリックします。

「PLaMo Translateが追加されました」と表示されたら完了。「OK」をクリックします。

PLaMo Translateを使用するためには、まずログオンする必要があります。アドオンパネルをクリックして「PLaMo Translate」を開きます。

「Googleで続行」を選択して、GoogleアカウントでログインすればOK。

Googleアカウントでログインしたら、利用規約を確認してチェックを入れたら「同意する」をクリック。

アカウント登録が完了したので、PLaMo Translateを使用できます。

試しに、The New York Timesにアクセスしてみました。英語のページを翻訳するにはアドオンを開きます。

「PLaMo Translate」を選択。

「英→日」を選択して、「このページを翻訳」をクリック。

ページ全体の翻訳が始まりました。PLaMo Translateは日本語と英語を専門に事前学習したAIのPLaMo翻訳を使用したブラウザ拡張で、高品質で自然な訳文を生成できる一方で、文章量が多いと数分程度翻訳に時間がかかります。

ページを翻訳することができました。

翻訳された文章は、マウスオンすると原文を表示することができます。ページの自動翻訳を使っていると、明らかに翻訳がおかしいと気付いた際に、「ページ翻訳をオフにして、原文を確認して、再度翻訳後を確認する」と見比べることがありますが、PLaMo Translateではマウスオンするだけで原文と見比べることができるのはかなり便利です。

また、英文や日本語の文を選択して、一部だけを翻訳することも可能。翻訳したい文章をドラッグして選択すると、PLaMo Translateのボタンが表示されました。ボタンをクリック。

選択した部分の翻訳が表示されました。

PLaMo Translateの「自動翻訳フィルター」では、翻訳をしないブラックリストや自動で翻訳をするホワイトリストを追加できます。

「ホワイトリスト方式」を選択したら、自動翻訳したいページを開いた状態で「このサイトを許可する」をクリック、もしくは自動翻訳するドメインを入力して「追加」をクリック。

ホワイトリストに追加されました。これにより、よく訪問する外国語のページについて、開くたびに自動で翻訳を開始することができます。

逆に、「ブラックリスト方式」では翻訳しないページを設定できます。

PLaMo Translateは日本語・英語の翻訳AIである「PLaMo翻訳」を使用したブラウザ拡張で、料金プランはPLaMo翻訳とまとめたものとなっています。無料で使える「Freeプラン」の場合、1カ月に5万文字までブラウザ拡張で翻訳が可能なほか、5万文字のテキスト翻訳、1カ月に1件のファイル翻訳もできます。月額980円の「Liteプラン」の場合は、ブラウザ翻訳が無制限、テキスト翻訳が月に100万文字、ファイル翻訳が1カ月に5件まで可能になります。また、年額の場合は9800円とお得になっています。詳しくはPLaMo翻訳の公式ページで確認することができます。

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