Microsoftが正式に週3日のオフィス勤務を要請

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で2020年からリモートワーク制度を導入していたMicrosoftが、週に3日は出社するよう従業員に向けて通知したことが分かりました。
Flexible work update - The Official Microsoft Blog
https://blogs.microsoft.com/blog/2025/09/09/flexible-work-update/
Microsoft mandates a return to office | The Verge
https://www.theverge.com/report/774414/microsoft-return-to-office-policy-announcement
Microsoftは「コロナ禍」で早々にリモートワークを導入した企業の1つです。Microsoftは自社ソフトウェアを活用しつつ全社員向けにリモートワークの環境を整備した一方で、導入からおよそ1年ほどでオフィスの封鎖を解除しつつ、従業員自身が望む働き方ができる「ハイブリッド/フレキシブルワーク」という制度を導入してリモートワークとオフィス勤務のハイブリッド体制を敷いていました。この制度により、ほとんどの従業員は勤務時間の半分未満を在宅とすることが可能となっていました。
Microsoftが本社の封鎖を解除すると発表、リモートとオフィス勤務を選べる「ハイブリッドワークプレイス」も導入 - GIGAZINE

ところが、この制度が少し変更され、最低週3日の出勤が命じられることとなりました。オフィスから50マイル(約80km)圏内に住んでいる人が出社義務の対象となります。
Microsoftの最高人事責任者であるエイミー・コールマン氏は、2025年9月9日付けで全社員にメッセージを伝達。「私たちはチームの最適な働き方を検証し、明確なデータを得ました。対面での働きが増えるほどメンバーは活気づき、能力を発揮し、より優れた成果を生み出すのです。この時代を定義するAI製品を開発するにあたり、優秀な人材が肩を並べて困難な課題に取り組むことで生まれるエネルギーと勢いこそが不可欠です」と述べ、制度変更を通知しました。

勤務体制の変更は3段階に分けて展開される予定。2026年2月下旬からMicrosoftの本拠地ワシントン州ピュージェット湾地域でまず開始され、後にアメリカ国内全域が対象となり、続いて全世界で出社日数を増やしていくとのことです。
Microsoftは過去1年間で複数回にわたりレイオフを実施していることから、ソーシャルサイトでは「今回の制度変更はステルスレイオフではないか」とも指摘されています。

コールマン氏は「中には大きな変化となる方もいらっしゃるかもしれません。だからこそ、私たちは十分な時間をかけて計画を立てる機会を提供しているのです。今回の更新の一環として、職場の安全とセキュリティ対策も強化し、すべての従業員が最高のパフォーマンスを発揮できる職場環境を継続して提供してまいります」と付け加えました。
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in Posted by log1p_kr
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