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MetaがMidjourneyとパートナーシップを締結、画像・動画生成AIモデルを開発か


大規模言語モデルのLlamaなどを開発するMetaが、画像生成AIを開発・運営するMidjourneyと提携し、画像や動画を生成するAI技術のライセンス供与を受けることを発表しました。Metaの最高AI責任者であるアレクサンダー・ワン氏によると、Metaの研究チームはMidjourneyと協力し、同社の技術を将来のAIモデルや製品に活用していくとのことです。


Metaは独自の画像生成AIツール「Imagine」を2023年にリリースしており、FacebookやInstagram、Messengerなど自社サービスに組み込んでいます。

Metaが画像生成AI「Imagine」を無料で使えるウェブアプリをリリース、Emuモデルを利用しプロンプトごとに4つの画像を生成可能 - GIGAZINE


また、2024年10月には動画生成AIの「Movie Gen」を発表しています。

Metaが動画生成AI「Movie Gen」を開発、テキストからの動画生成に加えて「登場人物の指定」「BGMの付与」「既存動画の編集」にも対応 - GIGAZINE


Discordをメインプラットフォームとして画像・動画生成AIを展開するMidjourneyと提携することで、Metaはより強力な画像・動画生成AIを開発できる可能性があります。

ワン氏は「Metaが人々に最高の製品を提供するためには、あらゆる面で包括的なアプローチが必要です。これは、世界クラスの人材、野心的なコンピューティングロードマップ、そして業界トップクラスの企業との連携を意味します」とコメントしています。


MetaとMidjourneyの契約条件は未だ不明ですが、Midjourneyの共同創設者兼CEOであるデイビッド・ホルツ氏は、「依然として、Midjourneyは投資家のいない、独立したコミュニティ支援の研究ラボの1つです」とコメントしており、Metaに買収されたわけではないことをアピールしています。


ワン氏は「私たちが一緒に作り上げるものを皆さんにお見せするのを楽しみにしています。近日中にもっとお知らせします!」と述べており、MetaとMidjourneyの提携内容を近日中に発表する予定を明らかにしています。

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in AI,   ソフトウェア,   ネットサービス,   ウェブアプリ, Posted by log1i_yk

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