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Amazonが食料品の当日配達を2025年内に2300以上の都市に拡大


Amazonは記事作成時点で1000以上の都市で食料品の当日配達サービスを提供しています。これを2025年末までに2300以上の都市に拡大する予定であると、Amazonが発表しました。

Order groceries using Prime and now get Same-Day Delivery in over 1,000 U.S. cities
https://www.aboutamazon.com/news/retail/grocery-delivery-amazon-same-day-store


Amazon to Offer Same-Day Grocery Deliveries in 2,300 Cities - Bloomberg
https://www.bloomberg.com/news/articles/2025-08-13/amazon-to-offer-same-day-groceries-delivery-in-2-300-cities

You can now order blueberries, milk and other perishables on Amazon Prime | Fortune
https://fortune.com/2025/08/13/amazon-prime-perishable-delivery/

Amazonは数千種類の生鮮食品を当日配達サービスに導入するなどして、食料品分野での事業拡大を進めています。なお、2024年時点でアメリカでのAmazonの食料品および生活必需品の売上は1000億ドル(約14兆⑺000億円)を超えており、利用者数も1億5000万人を超えているそうです。記事作成時点で、アメリカの1000以上の都市で当日配達サービスを提供しているのですが、これを2025年末までに2300以上の都市に拡大する予定であることをAmazonが発表しました。

Amazonの当日配達サービスでは、農産物・乳製品・精肉・魚介類・焼き菓子・冷凍食品など数千点の生鮮食料品を、Amazon.comで既に当日配送に対応している日用品・家電製品・その他商品と一緒に注文することが可能です。

Amazonは顧客、特にAmazonプライム会員にとって食料品の買い物をよりシンプルかつ速く、お手頃な料金で行える方法を模索しており、生鮮食品の当日配達サービスの対応地域拡大により、食料品の買い物がより迅速かつ簡単に行えるようになることを期待しています。


Amazonの当日配達サービスは、 Amazonフレッシュ、Whole Foods Market、Amazon.com上のさまざまな食料品店や専門店などを補完し、Amazonの既存の食料品配達サービスを補完するように設計されています。

Amazonは顧客がオンラインで生鮮食品を安心して購入できるように、専用の温度管理フルフィルメントネットワークを構築し、新鮮で高品質な生鮮食料品を届けられるよう設備を整えており、すべての商品は到着時と配送前に6項目の品質チェックを受け、温度に敏感な商品はAmazonフレッシュやホールフーズ・マーケットの配送で使用されているのと同じ、カーブサイドリサイクルプログラムでリサイクル可能な断熱バッグで配送されます。


Amazonは2204年にアメリカのフェニックスで食料品の当日配達サービスのテストをスタート。2025年初頭にはフロリダ州オーランドおよびミズーリ州カンザスシティでも同サービスの提供を開始しました。多くの顧客が初めてAmazonで食料品を購入した顧客で、食料品を購入しなかった顧客と比べて、当日配達サービスを利用した顧客は2倍の頻度で再びAmazonで買い物を行うようになったと指摘しています。なお、当日配達サービスの生鮮食料品の売れ筋トップ10には、いちご、バナナ、ハニークリスプ、ライム、アボカドなどが入っているそうです。

マーケティング・コミュニケーション企業であるPublicis Groupeの最高商取引戦略責任者であるジェイソン・ゴールドバーグ氏は、Amazonが生鮮食品分野での成功に苦労しており、常温保存可能な商品と生鮮食品を同時に注文すると、Amazonフレッシュを含む複数のオンラインショッピングカートに商品が表示されてしまい、買い物客が混乱していた点を指摘しています。しかし、今回の当日配達サービスの拡張により、「生鮮食品分野での競争力は確実に向上するだろう」とゴールドバーグ氏は指摘しました。

なお、Amazonは2026年までに食料品の当日配達サービスをさらに多くの地域に拡大する予定です。

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in ネットサービス, Posted by logu_ii

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