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大阪・関西万博の公式マップが見づらいので有志が作った非公式マップを試してみた、自販機の場所も分かるし混雑情報もあって便利


大阪・関西万博の公式サイトや公式アプリでは会場マップを閲覧できるのですが、正直言ってかなり見づらいです。有志が作った「EXPO2025 万博非公式マップ」を見つけたので確認してみたところ、かなり詳しくかつ分かりやすいマップに仕上がっていて使いやすかったので、万博のマップ事情と合わせてまとめておきます。

EXPO2025 万博非公式マップ 検索機能あり- 夢洲 チャンネル
https://expo2025.yumeshima.online/

◆紙のマップは無料配布されていない
イベント会場では紙のマップが無料配布されていることが多いですが、大阪・関西万博の会場ではSDGsの観点から無料配布は実施されておらず、案内所で税込200円でマップを買う必要があります。このため、紙のマップが必要な場合は公式サイトのマップデータの配布ページからPDFファイルをダウンロードして、A3サイズで印刷して持ち込むのがオススメです。


◆公式サイトや公式アプリのデジタルマップは見づらい
大阪・関西万博の公式サイトにはデジタルマップが用意されています。また、公式アプリの「EXPO 2025 Visitors」でも同じ内容のマップを閲覧できます。EXPO 2025 Visitorsでマップを表示するとこんな感じ。


マップ上の施設がある箇所には「情報表示用のボタン」が配置されているのですが、肝心の施設名は表示されていません。


「情報表示用のボタン」をタップすると、画面下部に施設の名前や営業時間が表示されます。施設名はボタンをタップしないと表示されず、「マップをざっと眺めて、どこにどのパビリオンがあるのかを確認する」といった使い方をできないため、かなり不便です。


・2025年5月30日追記:
2025年5月28日のアップデートで公式マップにも施設名が表示されるようになり、ある程度改善されました。

マップ機能・パビリオン検索機能がアップデートしました! | EXPO 2025 Visitors
https://www.expovisitors.expo2025.or.jp/news/da6244b9-8315-4e06-98fe-39a90dd46b8a


◆NTTが配布しているアプリのマップはかなり見やすい
万博公式アプリとは別にNTTが開発した「EXPO2025 Personal Agent」という会場案内アプリも存在します。EXPO2025 Personal Agentのマップ表示はこんな感じ。


ズームインすると、各施設の名前が地図上に表示されます。また、飲食店やトイレなどの位置を表示することもできます。公式アプリと比べてかなり便利です。ただし、ウェブブラウザからは閲覧できず、アプリをインストールする必要があるというデメリットもあります。


◆有志が作った非公式マップは混雑情報も表示可能
「EXPO2025 万博非公式マップ」は、K_Sakanoshita氏が作成した「EXPO2025マニアックマップ」のデータを活用して、大阪万博 yumeの猫氏が各種情報を加えたものです。各施設の位置を確認できるだけでなく、混雑情報の登録と表示にも対応しています。


「EXPO2025 万博非公式マップ」を使うには、SafariやChromeなどのブラウザで以下のリンクを開けばOK。

EXPO2025 万博非公式マップ 検索機能あり- 夢洲 チャンネル
https://expo2025.yumeshima.online/

「EXPO2025 万博非公式マップ」にアクセスすると、マップが表示されます。Googleマップなどと同様にピンチイン・ピンチアウトでスムーズに拡大・縮小可能です。


マップ上には各施設の名前が表示されているほか、混雑状況が顔文字で表現されています。


詳細を確認したい場合は、施設のアイコンをタップします。試しに「ミャクミャクHOUSE」のアイコンをタップ


すると、以下の画面が表示されます。この画面では施設の名前や種類を確認できるほか、訪問済みか否かのチェックを入れたり、メモを追加したり、現時点の待ち時間を登録したりできます。直近の混雑投票状況を確認したい場合は「最近の投票」をタップ。


すると、投票された時間とその時点での待ち時間が一覧表示されます。どの時間でどれくらい混んでいたのかが分かるので、行動計画を立てる時に役立ちます。


上部の「展示・パビリオン」と記された部分をタップすると、他のカテゴリの選択画面を表示できます。記事作成時点では「展示・パビリオン」「各種サービス施設」「トイレ・手洗い所」「水飲み場・給水所」「カフェ・レストラン」「店舗・コンビニ」「案内板・移動支援」「アート作品・壁画」「自販機・ゴミ箱」の9カテゴリから選択可能。


表示を「トイレ・手洗い所」に切り替えるとこんな感じ。


「自販機・ゴミ箱」だとこんな感じ。


会場内にはコカ・コーラやサントリーなど複数のメーカーの自販機が設置されているのですが、「EXPO2025 万博非公式マップ」では自販機の場所だけでなくメーカーまで確認可能。非常に便利です。


なお、GIGAZINE編集部も大阪・関西万博の会場に行きまくって食べ物の値段や味、各種パビリオンの内部などのレポート記事を多数公開しています。万博関連の取材記事は以下のリンク先にまとめてあります。

「大阪・関西万博」に行ってきたレポート記事まとめ - GIGAZINE

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in レビュー,   モバイル,   ウェブアプリ, Posted by log1o_hf

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