Netflixの値上げは違法として過去の値上げ分の返金を命じる判決がイタリアで下る

イタリアの消費者団体Movimento Consumatoriが「一方的な値上げは違法」とNetflixを訴えていた件の判決が2026年4月1日に行われ、消費者団体の主張を認める判決が下りました。
Aumenti illegittimi Netflix
https://www.movimentoconsumatori.it/settori/telefonia-tv/azioni-mc/1436-aumenti-illegittimi-netflix

Netflix must refund customers for years of price hikes, Italian court rules - Ars Technica
https://arstechnica.com/gadgets/2026/04/netflix-ordered-to-refund-subscribers-up-to-e500-for-unlawful-price-hikes/
イタリアの消費者法では「契約書自体に正当な理由が明記されていない限り、事業者が契約条項、または提供される製品やサービスの特性を一方的に変更することは違法」となっています。イタリアの消費者団体Movimento Consumatoriは、Netflixが2017年から2024年にわたって行った4回の値上げについて、「消費者法に違反しているため無効」と主張していました。
Netflixは過去に行った値上げの際、30日前に通知し、顧客が値上げ前に契約を解除できるようにしていましたが、裁判所は「顧客に対して正当な理由を示すことなく値上げが行われた」と判断し、値上げを無効として値上げ分の顧客への返金を命じました。
例えば、2017年から継続してプレミアムプランに加入していたユーザーは約500ユーロ(約9万2000円)の払い戻しを受ける権利があり、2017年から継続してスタンダードプランに加入していたユーザーは約250ユーロ(約4万6000円)の払い戻しを受ける権利があるとのこと。

Movimento Consumatoriの発表によるとNetflixの顧客数は2025年10月時点で540万人と推定されています。裁判所はNetflixに対し、数百万人を超える現在および過去の顧客に対しメールや郵便、ウェブサイト、新聞などを通じて返金を受ける権利があることを90日以内に通知するようにも命じ、遅延した場合は1日ごとに700ユーロ(約13万円)の罰金が発生すると述べました。
Movimento Consumatoriはさらに、「値上げ前に契約していたユーザーは値上げ前の価格で継続して契約を続ける権利がある」と発表。例えば、プレミアムプランの2026年4月時点での価格は19.99ユーロ(約3700円)ですが、2017年から契約していた場合は11.99ユーロ(約2200円)で契約を継続できるとのこと。
一方、Netflixは「当社は消費者の権利を非常に重視しており、当社の利用規約は常にイタリアの法律と慣行に沿ったものであると確信しています」と述べ、控訴して争う姿勢を見せています。
なお、Netflixは2025年4月に契約書を変更し、「技術的、セキュリティ上、または規制上の必要性、条項の明確化、またはサービスの変更のために、将来的に契約条件が変更される可能性がある」と明記。そのため、2025年4月以降に行われた契約についての値上げはイタリアでも合法とされています。
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