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Appleがバイブコーディングアプリへの取り締まりを強化し「Anything」をApp Storeから削除


AppleがAIを用いたコーディング手法であるバイブコーディング関連のアプリケーションに対する取り締まりを強化し、一部のバイブコーディングアプリは既にApp Storeから削除されていることが報道により明らかになりました。

Apple Kicks Vibe Coding App Out of App Store, Escalating Crackdown — The Information
https://www.theinformation.com/articles/apple-kicks-vibe-coding-app-app-store-escalating-crackdown

Apple pulls vibe coding app ‘Anything’ from the App Store - 9to5Mac
https://9to5mac.com/2026/03/30/apple-steps-up-crackdown-on-vibe-coding-apps-pulls-anything-from-the-app-store/

The Informationの報道によると、AppleはReplitVibecodeといったバイブコーディングアプリのアップデートをブロックしているそうです。

Replit: Idea to software, fastアプリ - App Store


Appleはこれらのアプリが、App Reviewガイドラインの「2.5.2」に存在する、「アプリが自身や他のアプリの動作方法を変更するコードを実行してはならない」という規則に違反するものであると主張しています。

App Reviewガイドラインの2.5.2の内容は以下の通り。

アプリはバンドル内で完結している必要があります。他のアプリを含め、指定されたコンテナエリア外に対するデータの読み書き、またはアプリの機能を導入したり変更したりするコードをエリア外からダウンロード、インストール、実行することは許可されません。実行形式のコードの学習や開発、学生によるテストを目的とした教育用アプリでは、コードが他の目的で使用されないという、限られた状況での使用に限り、コードのダウンロードが許可される場合があります。こうしたアプリでは、ユーザーがアプリ上でソースコードの全体を確認し、編集できるようにしておく必要があります。


また、Appleはテクノロジーメディアの9to5Macに対して、「問題はアプリのバイブコーディングそのものではなく、App Reviewガイドラインおよび開発者プログラムライセンスの特定の条項に違反するアプリにある」と説明しています。

App Reviewガイドライン - Apple Developer


さらに、AppleはAppleデベロッパープログラムライセンスの3.3.1(B)にも抵触すると指摘しています。3.3.1(B)の内容は、「実行可能コードはアプリケーションにダウンロードできますが、そのコードが次の条件を満たす場合に限ります。(a)アプリケーションの意図された目的や宣伝された目的と矛盾する機能や性能を提供することによって、アプリケーションの主要な目的を変更しないこと。」といったものです。

これについて、9to5Macは「(問題を単純化し過ぎるリスクを承知で言えば、)Appleはユーザーが別のアプリを作ることを支援するアプリについては問題視していないようです。しかし、アプリがApp Storeの審査を経ない形でコードを生成・実行し、その結果として自らの動作を変更できてしまうような仕組みについては、認めていないと考えられます。こうした挙動は、アプリのワークフローによっては『バイブコーディング』の一部として含まれることがあります」と指摘しました。


そして、新たにAppleはApp Reviewガイドラインの2.5.2を理由に、バイブコーディングアプリの「Anything」をApp Storeから削除したことが報じられました。

Anythingの開発者であるDhruv Amin氏は、The Informationに対して「AnythingはユーザーがAnythingアプリ内ではなくウェブブラウザ内でバイブコーディングで作成したアプリのプレビューを確認できるようにするためのアップデートを試みたところ、Appleはこの申請を却下し、App Storeからアプリを完全に削除してしまった」と説明しています。

The InformationはAppleに今回の件についてコメントを要請していますが、記事作成時点ではコメントを得られていません。

なお、コーディングAIの普及により、バイブコーディングで開発されたアプリがApp Storeで多数公開されるようになっています。これにより、App Storeの審査プロセスに多大な時間がかかるようになっていると指摘されました。

App Storeの審査プロセスは人間が行なっているため、厳格な基準を守ることができていました。しかし、バイブコーディングの登場によりさまざまな品質のアプリがApp Storeの審査を受けるようになり、従来通りのApp Storeの審査プロセスは終焉に向かいつつあると9to5Macは指摘しています。

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in AI,   ソフトウェア,   スマホ, Posted by logu_ii

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