AIエージェントとユーザーのローカル環境にあるファイル・ツール・アプリを直接連携するデスクトップアプリ「My Computer」をManusがリリース

2026年1月にMetaに買収されたAIスタートアップのManusが、AIエージェント「Manus」をデスクトップアプリとしてリリースすることを発表しました。Manus Desktopの中核機能である「My Computer」により、Manusをデスクトップ上で動作させることでローカルファイルやアプリケーションと連携させることができます。
Introducing My Computer: When Manus Meets Your Desktop
https://manus.im/blog/manus-my-computer-desktop

Manus(Meta)がローカルで動作するAIエージェント「My Computer」をリリース - YouTube

Manusは従来クラウド上で動作するAIエージェントで、隔離された安全なサンドボックスでネットワーキング、コマンドライン、ファイルシステム、ブラウザ操作などAIエージェントのスタンダードなスキルを活用してきました。Manusのスキルをローカルなファイルや開発環境などにも広げるため、新しいManus Desktopアプリケーションの中核機能として発表されたのがMy Computerです。
My Computerは、Manus Desktopアプリを通じてコンピュータのターミナルでコマンドラインインターフェース(CLI)を実行します。これにより、ローカルファイルの読み取り、分析、編集、さらにはローカルアプリケーションの起動と制御が可能になります。ブログではMy Computerを活用する一例として、フォルダ内にバラバラに入った数千枚の写真をスキャンして画像の内容を識別し、カテゴリ別のサブフォルダに仕分けする様子が説明されています。Manusは「一見すると単純なファイル管理タスクですが、実際には面倒で繰り返しの作業を自動化することで大きな違いが生まれます。コマンドラインの力は膨大な範囲の自動化アクションを可能にします」と述べています。

また、My ComputerはManusがPythonやNode.js、SwiftやXcodeなどコンピュータ上のすべてのコマンドラインツールを活用できるようにします。これにより、複雑な自動化や開発の可能性が飛躍的に広がります。コマンドライン指示による開発を通じてMacアプリ、Pythonスクリプト、ウェブサイトなどを構築し、Manusがコーディングからデバッグまでの全工程を処理してくれるとのこと。
また、外出中にスマートフォンから指示を送ることで、自宅のPCに搭載しているManusを遠隔から動かすこともできます。My Computerはローカルなファイルやアプリのほか、Google カレンダーやGmailなどのサードパーティサービスとも統合されているため、「遠隔から自宅のPCに指示をして必要なファイルを見つけ出した後、Gmailを通じてメールで送信」といったことも可能です。さらに、ユーザーのPCに搭載されているGPUの余剰リソースを活用し、機械学習モデルのトレーニングをバックグラウンドで行うといった高度なコンピューティングタスクにも対応しています。

PCに常駐させるAIエージェントは便利な一方で、ローカルなファイルやデータにアクセスできるためセキュリティ上の懸念があります。My Computerはユーザーがコントロールできるように設計されており、すべてのターミナルコマンドは実行前に明示的な承認が必要で、信頼できるタスクのワークフローを簡素化するために「常に許可」を選択することも、各操作を個別に確認するために「一度だけ許可」を選択することもできます。
PC上にセルフホスト可能なパーソナルAIアシスタントを常駐させてさまざまなタスクを自動化できるOpenClawの大ヒットを受け、OpenClawライクなAIエージェントが2026年2月から3月にかけて続々と登場しています。Anthropicは2026年2月26日にコンピューターを操作するAIエージェントを手がけているAIスタートアップ・Verceptを買収すると発表しているほか、コーディングAI「Claude Code」のリモートコントロール機能やPC操作AI「Cowork」をリリースしています。2026年3月にはPerplexityがPC上で24時間動作してPC作業をサポートするAIエージェント「Personal Computer」を発表していたり、NVIDIAからAIがユーザーのデバイス上で自律的にタスクを実行するためのプラットフォーム「NemoClaw」がリリースされると報じられたりと、 OpenClawに近いアプローチのサービスが次々に登場しています。そのような中でも、My Computerは従来の自動化ツールを覆す可能性があると業界関係者が指摘しています。
Four companies launched OpenClaw competitors in three weeks. Manus may have just just dropped the most interesting one.
— Josh Kale (@JoshKale) 2026年3月16日
"My Computer" can now access your local files, run terminal commands, build native apps, train ML models on your idle GPU, and operate your machine remotely… https://t.co/Msbt9FCBq3 pic.twitter.com/Ac5jd4prgH
My Computerは2026年3月16日からすべてのmacOSおよびWindowsユーザーが利用可能です。Manusは「私たちは常に、AIエージェントは単なるチャットアシスタントではなく、アクションエンジンであるべきだと信じてきました。クラウドサンドボックスはManusに独自の作業スペースを提供しました。My ComputerはManusをあなたの作業環境に持ち込みます。あなたのアイデア、Manusの実行、コンピュータ上のすべてのリソースを合わせてあなたがこれで何を作り出すのか、私たちはとても楽しみにしています」と語っています。
Download desktop app - Manus
https://manus.im/desktop
・関連記事
Metaが総額3100億円超で中国人が創業したAIスタートアップ「Manus」を買収 - GIGAZINE
OpenAIのDeep researchを上回っていると称するAIエージェント「Manus」を中国のスタートアップが発表 - GIGAZINE
PerplexityがOpenClawのようにPC操作を自動化するMac上で動作するAIエージェント「Personal Computer」を発表、企業向けに特化した「Perplexity Computer」のバージョンも提供 - GIGAZINE
MetaがAIエージェントソーシャルネットワーク「Moltbook」を買収 - GIGAZINE
TencentがOpenClawっぽくAIエージェントを使えるAIツール「WorkBuddy」リリース - GIGAZINE
NVIDIAがオープンソースAIエージェントプラットフォーム「NemoClaw」の提供を予定しているとの報道、OpenClaw風のツールか - GIGAZINE
・関連コンテンツ
in AI, ソフトウェア, Posted by log1e_dh
You can read the machine translated English article Manus has released 'My Computer,' a desk….







