メモ

中国TCLが販売していたQLEDテレビが実際にはQLEDではなかったという判決が下る


中国に拠点を置くテレビメーカーのTCLが、自社製品を「QLED(量子ドットLED)」対応として販売しているにもかかわらずQLEDに必要な基準を満たしていないとして、不正競争防止法違反の判決を下されたことが分かりました。

German court orders TCL to halt QLED TV ads over false claims - The Korea Times
https://www.koreatimes.co.kr/business/tech-science/20260305/german-court-orders-tcl-to-halt-qled-tv-ads-over-false-claims

TCL now can't call some of its TVs 'QLED' after losing in court to Samsung — and there are more legal cases coming | TechRadar
https://www.techradar.com/televisions/tcl-now-cant-call-some-of-its-tvs-qled-after-losing-in-court-to-samsung-and-there-are-more-legal-cases-coming

2025年4月、TCLのドイツ子会社がQLEDテレビとして販売しているモデルがQLEDの基準を満たしていないとして、競合のSamsungが訴訟を提起しました。

量子ドット技術を採用したQLEDテレビは従来のLEDテレビに比べて明るくキレイに映ります。国際電気標準会議はQLEDテレビを「バックライトとして青色光を使用し、パネルとバックライトの間に量子ドットフィルムを配置する構造を採用することで色再現性を向上させた製品」と定義していますが、Samsungは「TCLのモデルはQLEDテレビに期待される色再現性を実現していない」と主張していました。


2026年3月、ミュンヘン第一地方裁判所は、TCLのモデルがQLEDの特性を示しておらず、消費者を誤解させているとして、ドイツの不正競争防止法に違反していると判断しました。この判決により、TCLはドイツ国内で特定のQLEDテレビモデルを宣伝または販売することができなくなります。

TCLのQLEDが期待通りの性能を示していないと主張されたのは今回が初めてではありません。2024年後半には、韓国のニュースサイトET Newsが「TCLのQLEDテレビから量子ドットを構成するために必要な化学物質が検出されなかった」というテストの結果を報じました。これらのテストはSamsungとも取引がある韓国の化学会社Hansol Chemicalが依頼したものでした。

ET Newsによると、TCLの3つのモデルからは、QLEDの実現において欠かせないインジウムとカドミウムが検出されなかったとのこと。TCLはこの結果に異議を唱え、「含有量はサプライヤーによって異なる可能性はあるが、確実にカドミウムは含まれている」と回答し、独自のテスト結果を公表して数値が異なると主張しました。


Hansol Chemicalは虚偽広告の疑いでTCLをアメリカの連邦取引委員会に提訴しています。

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in メモ, Posted by log1p_kr

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