AppleがM5 Pro/M5 Max搭載MacBook Proを正式発表、前世代比でグラフィックス性能は最大20%向上でAI性能は4倍に

Appleが自社製造チップセットであるAppleシリコンのM5シリーズの最新モデルとして、「M5 Pro」ならびに「M5 Max」を2026年3月4日に発表しました。また、このM5 Pro/M5 Maxを搭載したMacBook Proは2026年3月4日(水)に予約注文開始、同年3月11日(水)に販売されます。
Apple、最も負荷の高いプロのワークフローに驚異的なパワーをもたらす、M5 ProとM5 Maxを発表 - Apple (日本)
https://www.apple.com/jp/newsroom/2026/03/apple-debuts-m5-pro-and-m5-max-to-supercharge-the-most-demanding-pro-workflows/
Apple、まったく新しいM5 ProとM5 Maxを搭載したMacBook Proを発表 - Apple (日本)
https://www.apple.com/jp/newsroom/2026/03/apple-introduces-macbook-pro-with-all-new-m5-pro-and-m5-max/
◆M5 ProとM5 Max
M5 ProとM5 Maxは1つのSoCに2つの第3世代3ナノメートルダイを接続するFusionアーキテクチャを導入している点が特徴で、高い帯域幅と低レイテンシーを実現しているとのこと。CPUは両チップともに、世界最速のシングルスレッド性能を誇る6つの高効率コアと、電力効率に優れた12の新しい高性能コアを組み合わせた計18コアの構成となっています。

GPUは各コアにNeural Acceleratorを統合した次世代アーキテクチャへと進化しており、AI演算のためのピーク時パフォーマンスは前世代の4倍以上に達するとのこと。さらに、Apple Intelligenceを加速させる16コアのNeural Engineや、H.264、HEVC、AV1、ProResに対応した最新のメディアエンジン、そしてチップ上に直接組み込まれたThunderbolt 5コントローラを搭載しています。加えて、デバイスの性能を損なうことなくメモリを保護する業界初の常時起動機能であるMemory Integrity Enforcementにも対応しました。
M5 Proは、データモデラーやサウンドデザイナーなどのプロユーザーのニーズを満たすよう設計されたチップです。前世代のM4 Proと比較してCPUコアが4つ追加されたことで、マルチスレッドパフォーマンスは最大30%向上したとのこと。グラフィックス性能についても、M4 Proより最大20%、レイトレーシングを利用するアプリケーションでは最大35%の性能向上を実現しているとAppleはアピール。
メモリに関しては、最大64GBのユニファイドメモリをサポートし、帯域幅は最大307GB/sに到達。AI演算におけるピーク時のGPU性能はM4 Proの4倍以上、初期のM1 Proと比較すると6倍以上の大幅な強化を遂げているとAppleは強調しました。

M5 Maxは、3DアニメーターやAI研究者など、極めて高いGPU演算能力とメモリ帯域幅を必要とするプロフェッショナル向けに設計されています。M5 Proの2倍のコア数となる最大40コアのGPUを備えており、CPUは同様に18コア構成を採用しています。パフォーマンス面では、M4 Maxと比較してCPUのマルチスレッド性能が最大15%向上し、グラフィックス性能は最大20%向上したとのこと。レイトレーシングを用いた描画においても、M4 Maxより最大30%高いパフォーマンスを発揮するとAppleは述べています。
また、ユニファイドメモリは最大128GBまで対応可能で、帯域幅は最大614GB/s。この広大な帯域幅により、大規模言語モデルのトークン生成や巨大なデータセットの処理において優れた結果をもたらします。AI演算性能のピーク値は前世代の4倍以上、M1 Maxとの比較では6倍以上のGPU演算性能を実現しているとAppleはアピールしました。

Appleのハードウェアテクノロジー担当シニアバイスプレジデントであるジョニー・スルージ氏は「M5 ProとM5 MaxはAppleシリコンにとって記念すべき大きな躍進であり、パフォーマンス、電力効率、ユニファイドメモリアーキテクチャという中核となる理念は維持しながら、Appleシリコンの性能を拡張する新しいFusionアーキテクチャを活用しています。どちらのチップも私たちの絶え間ないイノベーションの歩みを示すものであり、世界最速のCPUコア、Neural Acceleratorsを備えた次世代GPU、より高速なNeural Engine、高帯域幅で大容量のメモリを統合し、パフォーマンス、効率、驚異的なオンデバイスAI機能の比類のない組み合わせをMacBook Proにもたらします」と述べています。
◆M5 Pro/M5 Max搭載MacBook Pro
このM5 Pro/M5 Maxを搭載したMacBook Proは、ストレージ性能が前世代と比較して最大2倍高速に進化しており、読み込みおよび書き込み速度は最大14.5GB/sに達するとのこと。最小ストレージ容量も引き上げられ、M5 Pro搭載モデルは1TBから、M5 Max搭載モデルは2TBからとなっています。これにより、4Kや8Kのビデオ編集や大規模なデータセットの処理といった負荷の高いプロのワークフローがさらに快適になるとAppleは述べています。
The new MacBook Pro with M5 Pro and M5 Max - YouTube

ディスプレイにはLiquid Retina XDRが採用され、ピークHDR輝度は1600ニト、SDRコンテンツの最大輝度は1000ニトを実現。さらに、反射を抑えるNano-textureのオプションも選択可能になっています。ビデオ通話機能も向上しており、12MPセンターフレームカメラはデスクビューに対応し、スタジオ品質のマイクや空間オーディオ対応の6スピーカーサウンドシステムとともに、高品質なコミュニケーション環境を提供するとのこと。
ワイヤレス通信面では、Appleが独自設計したN1チップを搭載することで、Wi-Fi 7とBluetooth 6に対応し、接続の安定性と速度が向上しました。ポート類も充実しており、3つのThunderbolt 5ポートに加えて、最大8K解像度をサポートするHDMIポート、SDXCカードスロット、MagSafe 3ポートを備えています。外部ディスプレイへの出力能力も高く、M5 Proモデルは最大2台、M5 Maxモデルは最大4台の高解像度ディスプレイを同時に接続できます。
バッテリー駆動時間は最大24時間に達し、Intel搭載モデルからのアップグレードでは最大13時間、M1モデルからは最大3時間駆動時間が延びているとのこと。また、96W以上の電源アダプタを使用すれば、30分で最大50%まで充電できる高速充電も利用可能。なお、筐体には100%再生アルミニウムを使用するなど、製品全体で45%の再生素材が使われています。

M5 Pro/M5 Max搭載MacBook Proはディスプレイサイズが14インチと16インチの2種類、本体色はスペースブラックとシルバーの2種類が用意されています。
M5 Pro/M5 Max搭載MacBook Proで選択できる基本構成は以下の通り。最も安い最小基本構成だと14インチが税込36万9800円、16インチが44万9800円となります。逆に最も価格が高くなる構成は「M5 Max(40コアGPU)搭載・ユニファイドメモリ128GB・SSD8TBの16インチモデル」で、価格は税込115万9800円。さらに追加のオプションとしてNano-textureディスプレイやFinal Cut Pro・Logic Proのプリインストールを設定すると合計で税込126万3800円になります。なお、14インチモデルは税込27万9800円からのM5搭載モデルも選択可能です。
| MacBook Pro | SoC | ユニファイドメモリ | SSD | 電源アダプタ |
|---|---|---|---|---|
| M5 Pro搭載モデル | 15コアCPU・16コアGPU(14インチのみ) | 24GB 48GB | 1TB 2TB 4TB | 70W USB-C 96W USB-C |
| 18コアCPU・20コアGPU | 24GB 48GB 64GB | 1TB 2TB 4TB | 96W USB-C | |
| M5 Max搭載モデル | 18コアCPU・32コアGPU | 36GB | 2TB 4TB 8TB | 96W USB-C |
| 18コアCPU・40コアGPU | 48GB 64GB 128GB | 2TB 4TB 8TB | 96W USB-C |
M5 Pro/M5 Max搭載MacBook Proは2026年3月4日(水)より予約注文が開始され、3月11日(水)より販売が開始されます。
・関連記事
M4搭載iPad Airが登場、メモリ12GB&Wi-Fi 7対応で価格は9万8800円から - GIGAZINE
ついに「iPhone 17e」が発表される、256GBで9万9800円 - GIGAZINE
Appleが第2世代AirTagを発表、接続範囲の拡大と検索性の向上を実現してスピーカー音量も50%大きく - GIGAZINE
Appleが一部のMac Miniをアメリカで製造する計画を正式に発表 - GIGAZINE
Appleはスマートグラス・AIペンダント・カメラ内蔵AirPodsと3種類のAIウェアラブルデバイスの発売を目指している - GIGAZINE
・関連コンテンツ
in 動画, ハードウェア, Posted by log1i_yk
You can read the machine translated English article Apple officially announces MacBook Pro w….







