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アメリカ軍がイランへの先制攻撃にAI「Claude」を使用したとの報道、開発元のAnthropicとの関係断絶宣言の直後に


2026年2月28日にアメリカ軍とイスラエル軍がイランに対する先制攻撃を実施しました。この攻撃に際して、AnthropicのAI製品である「Claude」が使用されたことが複数のメディアによって報じられています。

U.S. Strikes in Middle East Use Anthropic, Hours After Trump Ban
https://www.wsj.com/livecoverage/iran-strikes-2026/card/u-s-strikes-in-middle-east-use-anthropic-hours-after-trump-ban-ozNO0iClZpfpL7K7ElJ2

Claude used in Iran strikes | Axios AM
https://www.axios.com/newsletters/axios-am-f0954cb2-2f31-4426-87fd-050095005344.html?chunk=2#story2

2026年2月28日にアメリカ軍とイスラエル軍がイランを目標とした大規模な攻撃を実施しました。この作戦は「エピック・フューリー(壮絶な怒り)作戦」と名付けられています。また、イスラエルの報道では「作戦は数カ月前から計画されていたもので、作戦の初期段階は4日間にわたる予定」とされています。

イスラエルがイランへ先制攻撃を実施、アメリカとの共同作戦 - GIGAZINE


攻撃に伴ってイランの最高指導者であるアリ・ハメネイ師が死亡したと報じられており、ドナルド・トランプ大統領も2026年3月1日にTruth Socialに「歴史上で最も邪悪な人物の1人であるハメネイ師が死亡した。これはイラン国民だけでなくすべての偉大なアメリカ人および世界中の多くの国の人々にとっての正義である」「ハメネイ師はアメリカの情報機関と高度な追跡システムを回避することができなかった。我々はイスラエルと緊密に協力していたため、ハメネイ師や彼とともに殺害された他の指導者たちは何もできなかった」と投稿しました。


アメリカ軍とイスラエル軍による作戦について、ウォール・ストリート・ジャーナルとアクシオスは作戦に詳しい情報筋の話として「アメリカはエピック・フューリー作戦を支援するためにAnthropicのClaudeを使用した」と報じています。

Claudeは2026年1月のアメリカ軍によるマドゥロ大統領拘束作戦でも使用されたと報じられています。しかし、AnthropicはAIを「大規模な国内監視」と「完全自律型兵器」に使用することを制限しており、ピート・ヘグセス国防長官から制限を撤廃するように求められていました。

Anthropicのダリオ・アモデイCEOは2026年2月26日にヘグセス国防長官の要求を拒否することを発表。この宣言を受けて、トランプ大統領は2026年2月28日に「過激な左翼思想に目覚めた企業が偉大なる軍隊の戦闘方法および勝利方法を制御しようとすることは許されない」と述べてすべての政府機関に対してAnthropic製品の使用停止を指示。ヘグセス国防長官もAnthropicを「国家安全保障に対するサプライチェーンリスク」として指定するように指示しました。これらの指示と同日に実行されたイランへの軍事作戦でClaudeが使用されていた可能性があるというわけです。

トランプ大統領が「Anthropicの左翼狂信者がアメリカ軍の制御を試みた」と主張し関係断絶を指示、ヘグセス国防長官はAnthropicを「サプライチェーンリスク」に指定へ - GIGAZINE


なお、トランプ大統領はAnthropicの段階的廃止期間として6カ月を設定しているほか、ヘグセス国防長官も「Anthropicは『より良く、愛国的なサービスへのシームレスな移行』を可能とするために、戦争省(国防総省)に対して最大6カ月に限りサービスを提供できる」と述べて6カ月はAnthropic製品を使い続けられることを明言しています。また、国防総省はAnthropicとの交渉決裂の直後にOpenAIと契約を結んでいます。

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in AI, Posted by log1o_hf

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