メモ

「私は成功する」「愛される価値がある」などポジティブな言葉を自分に投げかける「ポジティブ・アファメーション」に効果はあるのか?


「自分は成功している」「私は愛される価値がある」「すべてうまくいく」といったポジティブな言葉を自分に投げかけることはpositive affirmations(ポジティブ・アファメーション)と呼ばれ、前向きな精神状態を生み出して幸せに近づくことができるとされています。オーストラリアン・カソリック大学で臨床心理学の上級講師を務めるマデリーン・フレイザー氏が、そんなポジティブ・アファメーションには効果があるのか、どんな問題点があるのかなどを解説しました。

Do positive affirmations work? A psychologist unpacks the evidence
https://theconversation.com/do-positive-affirmations-work-a-psychologist-unpacks-the-evidence-266464


◆ポジティブ・アファメーションとは?
ポジティブ・アファメーションの前提となっているのが、「人は脅威となる出来事や情報に直面した際、それとは異なる領域で自分の価値を肯定することで統合性を維持し、否定的な反応を弱めることができる」とする自己肯定化理論です。

人々は学校で悪い成績を取ったり、仕事でミスをしたり、恋人と別れたりすると恥や不安を感じ、時にはそれが自己批判やうつなどに発展してしまいます。これに対し、自己肯定化理論では自分自身についての肯定的な考えを繰り返すことで、これらの否定的なメンタルヘルスの問題から身を守り、気分や自尊心を高められるとされています。これを特定の場面だけでなく日常的に実践するのがポジティブ・アファメーションです。

◆ポジティブ・アファメーションが効果的だという証拠は?
ポジティブ・アファメーションに関連する67件の研究結果を分析した2025年のレビューでは、肯定的な言葉を書き留めたり声に出したりすることが、被験者の自己認識や他者とのつながりにポジティブな影響を及ぼすことが確認されました。しかし、この効果は小さなものだったとのこと。

また、ポジティブ・アファメーションがSNSユーザーの自己肯定感を維持するのに役立ったり、大学生のメンタルヘルスを向上させたりするのに有効との研究結果も報告されています。乳がんの化学療法を受けている人を対象にした研究では、ポジティブ・アファメーションがうつ状態や眠気を軽減することがわかったほか、うつ症状のある人がポジティブ・アファメーションを実践すると自尊心が向上したとの研究結果もあります。

2009年の研究では、ポジティブ・アファメーションの恩恵が受けられるのはもともと自尊心が高い人のみであり、自尊心の低い人では逆効果であるとの結果が示されました。しかし、2020年の再現実験ではこの結果が再現されなかったことから、具体的に誰がポジティブ・アファメーションの恩恵を得られるのかを知るにはさらなる研究が必要です。


◆ポジティブ・アファメーションの問題点とは?
確かにポジティブ・アファメーションがメリットをもたらすという研究結果はあるものの、フレイザー氏はいくつかのリスクもあると指摘。人々が念頭に置いておくべきポジティブ・アファメーションの問題点が以下の通り。

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
自身のやる気を引き起こす「セルフトーク」について知っておきたいこと5選 - GIGAZINE

1人で過ごす時間を「孤独」ではなく「自分時間」と呼ぶとポジティブな気分になれるという研究結果 - GIGAZINE

どうすれば抵抗なく「自分を宣伝すること」ができるのか? - GIGAZINE

不安や心配を成功に変えるたったひとつの言葉とは? - GIGAZINE

貧困に苦しむ人が「ポジティブなマインドセット」に切り替えられない理由とは? - GIGAZINE

「ポジティブシンキング」じゃなくてもOK?怒りや後悔などネガティブな気持ちにも意外なメリットがあると専門家 - GIGAZINE

健全な自己愛と病的なナルシシズムの見分け方は? - GIGAZINE

逆境に負けないレジリエンス(回復力)が高い人は長生きすることが判明 - GIGAZINE

「幸福」よりも重要なのは困難に負けない「回復力」であるとする考え方 - GIGAZINE

in 無料メンバー,   メモ,   サイエンス, Posted by log1h_ik

You can read the machine translated English article Are 'positive affirmations,' which invol….