AIブームで「.ai」ドメインの登録数が100万件を突破、ドメインを管理するアンギラは1年間で100億円以上を稼いだ可能性あり

AIを連想させる「.ai」ドメインの登録数はAI関連サービスの増加に伴って伸び続けています。ドメインを管理しているのはイギリス領アンギラで、2025年の1年間だけで100億円以上を稼いだ可能性が指摘されています。
There are now more than 1 million “.ai” websites, contributing an estimated $70 million to Anguilla’s government revenue last year – Sherwood
https://sherwood.news/tech/now-more-one-million-ai-websites-contributing-an-estimated-70-million-anguilla-government-revenue/
「.ai」ドメインは国や地域に割り当てられる国別コードトップレベルドメイン(ccTLD)としてイギリスの海外領土であるアンギラに割り当てられています。金融・文化系のニュースを扱うSherwoodはドメイン統計サイト「Domain Name Stat」のデータをもとに2026年1月上旬に「.ai」ドメインの登録数が100万件を突破したと報じました。下のグラフは横軸が年、縦軸が「.ai」ドメインの登録数を示しています。

「.ai」ドメインの登録数増加とAIのブームは強く結びついており、2022年末のChatGPT登場以降は「AIっぽさ」を掲げたい企業やサービスが相次いで「.ai」ドメインを採用しています。国際通貨基金によると、アンギラは2023年に「.ai」ドメイン登録の増加によって8700万東カリブ・ドル(約45億円)を得ており、政府歳入の2割以上を占めたとされています。
アンギラ政府が公開している(PDFファイル)2026年度予算演説でも、ドメイン収入が財政を押し上げていることが示されています。予算演説では非課税収入が当初の予算を40%以上上回る見込みだとした上で、非課税収入の中核である「物品・サービスの販売収入」が2025年会計年度末には2億6052万東カリブ・ドル(約144億円)に達する見通しであると説明されています。さらに、この「物品・サービスの販売収入」には「.ai」ドメインの登録料が含まれ、堅調な結果に意味のある寄与をしたと予算演説に明記されています。
Sherwoodはこの予算演説の数値を手がかりに、「.ai」ドメインが2025年の1年間でどれくらいの収入を得たのかを試算しています。試算の結果、2023年時点ではドメイン登録料が「物品・サービスの販売収入」の区分の約73%を占めていたため、同程度の比率が続いていれば推定7000万ドル(約108億円)以上が「.ai」ドメイン由来になるとのこと。
アンギラは2年分の「.ai」ドメイン登録料として140アメリカドル(約2万1600円)を課しており、Sherwoodによると2年後の更新率は約90%に達するとのことです。さらに、失効した「.ai」ドメインに対して実施されるオークションでは高額な取引もあり、ドメイン名の売買を仲介するマーケットプレイス「Sedo」では「you.ai」というドメイン名が70万アメリカドル(約1億7900万円)で取引されています。
AIのブームが続く限り「.ai」ドメインの需要は続く可能性がありますが、将来の収入規模はドメインの更新率やオークションの活況、AI市場の景気動向にも左右されます。いずれにせよアンギラにとって「.ai」ドメインは、小規模な地域がグローバル需要を取り込んだ珍しい収入源となっています。
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