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「Ruby 4.0.0」リリース、新型JITコンパイラ「ZJIT」やクラス定義を隔離する「Ruby Box」などの新機能が追加される


Rubyはまつもとゆきひろ(Matz)氏が開発したプログラミング言語で、2025年12月には一般公開から30周年を迎えました。そして、2025年12月25日にリリースされたバージョン4.0.0では実験的機能の「Ruby Box」や新型JITコンパイラ「ZJIT」などが追加されています。

Ruby 4.0.0 リリース | Ruby
https://www.ruby-lang.org/ja/news/2025/12/25/ruby-4-0-0-released/


Ruby Boxはクラスなどの定義の分離・隔離を実現するための実験的機能で、環境変数として「RUBY_BOX=1」を指定することで有効化できます。Box内で読み込まれた定義はBox内で閉じた状態となり、「何かの挙動を上書きするようなパッチを必要とするテスト」や「レスポンス検証などのためにウェブアプリケーションをBox内の閉じた環境で実行」といったユースケースで役立ちます。

Ruby Boxの詳細は以下のリンク先で確認できます。

class Ruby::Box - Documentation for Ruby 4.0
https://docs.ruby-lang.org/en/master/Ruby/Box.html


ZJITはYJITの次世代を担うべく開発されたJITコンパイラです。ZJITはRubyのパフォーマンス上限を引き上げるべく開発されており、通常のRubyインタプリタより高速な動作を実現します。

以下のグラフは「JIT不使用(青)」「YJIT(緑)」「ZJIT(黄色)」のパフォーマンスを示したもので、横軸がビルド時期、縦軸がJIT不使用時に対する速度向上倍率を示しています。ZJITの速度は徐々に向上していますが、現段階ではYJITの方が高速なため本番環境での使用は推奨されていません。


ZJITを使用するには、Rubyをビルドする際にオプションとして「--zjit」を指定する必要があります。また、ビルドにはRust 1.85.0以降が必要です。ZJITの詳細は以下の開発者ブログで解説されています。

ZJIT is now available in Ruby 4.0 | Rails at Scale
https://railsatscale.com/2025-12-24-launch-zjit/


なお、Rubyは2025年12月21日に公開から30年を迎えており、30周年に合わせて公式ウェブサイトのデザインが現代的にアップデートされました。Rubyの公式サイトには以下のリンクからアクセスできます。

プログラミング言語 Ruby
https://www.ruby-lang.org/ja/

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in ソフトウェア, Posted by log1o_hf

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