Facebookが有料サブスク「Meta認証」に加入していないユーザーのリンク付き投稿数を制限するテストを実施中

FacebookやInstagramなどのSNSを運営するMetaは、認証バッジやさまざまなエンゲージメントの促進機能を提供する「Meta認証」を有料サブスクリプションサービスとして展開しています。新たにFacebookで、Meta認証に入っていないユーザーのリンク付き投稿数を制限するテストが実施されていることが判明しました。
Meta Is Considering Charging Business Pages To Post Links | Social Media Today
https://www.socialmediatoday.com/news/meta-considering-charging-business-pages-to-post-links/808099/

A Facebook test makes link-sharing a paid feature for creators
https://www.engadget.com/social-media/a-facebook-test-makes-link-sharing-a-paid-feature-for-creators-224632957.html
Facebook is testing a link-posting limit for professional accounts and pages | TechCrunch
https://techcrunch.com/2025/12/17/facebook-is-testing-a-link-posting-limit-for-professional-accounts-and-pages/
Metaは2025年12月、一部のテストユーザーに対し、「Meta認証に入っていない一部のユーザーは12月16日以降、リンク付き投稿数が1カ月に2個に制限される」と通知しました。
ソーシャルメディアコンサルタントのマット・ナバラ氏はThreadsで、「FacebookがMeta認証サブスクリプションなしでのリンク共有数制限をテスト中です。Meta認証を持たない一部のユーザーは、オーガニック投稿で1カ月にたった2つのリンクしか共有できなくなります!Metaは私に、『これはリンク付き投稿の増加がMeta認証加入者に付加価値をもたらすかどうかを理解するための、限定的なテストです』と確認しました」とスクリーンショットを添えて報告しました。
テストに詳しい関係者によると、許可されるリンク付き投稿数は「1カ月に2個」とは限らず、アカウントごとに異なっているとのこと。これは恒久的な措置ではなく、あくまでテストとして行われているそうです。
ナバラ氏は、Metaはこのテストを通じて「認証バッジが信頼の指標として機能するかどうか」「認証済みアカウントが共有するリンクの品質と信頼性について、人々がより確信を持てるようになるかどうか」「可能なリンク付き投稿数の増加がMeta認証の価値を高めるかどうか」といった点を知りたいのだろうと主張しています。
さらに追加情報として、ナバラ氏は「Meta認証加入者が利用できるリンク付き投稿数はテスト期間中に変動し、加入プランに応じて増加するとのことです。テスト期間中はマックスプランのみが無制限のリンク付き投稿を利用できると認識しています」と投稿しました。
なお、記事作成時点におけるMeta認証のプラン料金は「標準」プランが月額14.99ドル(約2300円)、「プラス」プランが月額49.99ドル(約7790円)、「プレミアム」プランが月額149.99ドル(約2万3400円)、「マックス」プランが月額499.99ドル(約7万7900円)となっています。

Metaの広報担当者はテクノロジー系メディアのEngadgetに対し、リンク付き投稿数を制限するテストを実施していることを認めました。このテストは、Facebookの「プロフェッショナルモード」を使用する不特定多数のクリエイターおよびFacebookページに影響していますが、パブリッシャーには現時点で影響はないとのこと。広報担当者は、「これは、リンク付き投稿をより多く公開できることが、Meta認証の登録者にとって付加価値となるかどうかを把握するための限定的なテストです」と述べました。
Metaが12月に公開したレポートでは、Facebook全体の閲覧数に占めるリンク付き投稿の割合はわずか「1.9%」で、この統計情報を提供し始めた2022年の「9.8%」から大幅に減っていると報告されています。ソーシャルメディア関連のニュースを報じるSocial Media Todayはこのデータから、リンク付き投稿を制限してもMeta全体のエンゲージメントに大きな違いは生まれないため、Meta認証の加入者数を増やす低リスクの取り組みだと指摘しました。
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in ネットサービス, Posted by log1h_ik
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