iPhoneキーボードのバグによりまともに入力できないことをスローモーションで検証した動画が130万再生超え

iPhoneではアルファベットをキーボードで入力可能ですが、一部のユーザーは2025年後半のiOSアップデートに伴い、「キーボードでのタイプミスが増えた」と報告しています。実際にiPhoneのキーボードで何が起きているのかをスローモーションで検証した動画がYouTubeに投稿され、記事作成時点で130万再生を超える注目を集めています。
It's Not Just You - The iOS Keyboard is Broken - YouTube

一部のiPhoneユーザーは、最近のiOS 26へのアップデートによってタイプミスが増えたと感じています。動画投稿者のMichi NekoMichi氏が「Thumbs up」という文字列を何度か入力してみたところ、やはりそのたびに何らかのスペルミスが発生したそうです。

そこでMichi氏は、スローモーションでキーボードタイプの様子を撮影し、どのようなバグが発生しているのか検証することにしました。スローモーション動画は120FPSで、再生速度は4分の1となっています。

最初の2文字「Th」を入力した段階では、正常に文字が入力されていましたが、3文字目の「u」を入力した時に問題が発生しました。キーボード上では「u」が強調表示され、通常通り入力が認識されているように見えます。

しかし、最終的に入力された文字は「u」ではなく「j」でした。iOSのキーボードでは、このようなタイプミスが何度も起きるとのこと。

これとは別の入力でも、キーボード上では「u」が強調表示されています。

しかし、実際に入力されたのは「u」ではなく「h」でした。

また、キーボード上では間違いなく「m」が強調表示されているにもかかわらず、「n」が入力されるという事態も発生しました。

この問題はデバイス固有のものではなく、iOS 26の正式版をインストールした複数のiPhoneで再現できるほか、過去にはiOS 18でも確認されたことがあるそうです。

こうしたiOSキーボードのタイプミスが生じる原因としては、2つの説が提唱されています。1つ目は「iOSに搭載されているタイプミスの自動修正機能に問題がある」という説です。

しかし、自動修正機能をオフにしてもタイプミスが発生することや、自動修正機能は単語入力後にスペースキーを押した際にしか動作しないことから、この説は可能性が低いとMichi氏は指摘。

2つ目の説は、「キーボードの当たり判定に問題がある」という説です。

iOSでは、キーボードの各キーの当たり判定を動的に調整しています。この機能に問題があるため、タイプミスが発生するのではないかというわけです。

しかし、スローモーションで見てきたように、画面のUIアニメーションでは正しいキーが認識されていることが示されています。それにもかかわらず入力される文字が違うという事実は、キーの当たり判定に問題があるわけではないことを示唆しています。

Michi氏は、iPhoneのキーボードの問題はiOS自体に起因するものだと考えられるため、ユーザーが設定を調整しても改善できる見込みはないだろうと指摘。「つまり、言葉を間違えるのはあなたのせいではありません」と述べました。

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