NVIDIAがAIチップの密輸を防ぐべく追跡ソフトウェアのテストを実施中との報道
NVIDIAが自社AIチップの位置を追跡できる技術を開発したと、ロイターが報じました。同社のチップが輸出禁止国に密輸される事例の増加を受けた動きとみられています。
Exclusive: Nvidia builds location verification tech that could help fight chip smuggling | Reuters
https://www.reuters.com/business/nvidia-builds-location-verification-tech-that-could-help-fight-chip-smuggling-2025-12-10/
Nvidia is reportedly testing tracking software as chip-smuggling rumors swirl | TechCrunch
https://techcrunch.com/2025/12/10/nvidia-is-reportedly-testing-tracking-software-as-chip-smuggling-rumors-swirl/
NVIDIAが拠点を置くアメリカは、軍事転用を警戒し、中国など一部の国に対する高性能AIチップの輸出を禁止しています。ところが、こうした規制をすり抜けてチップが中国等に渡っている事例が多く確認されています。
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チップの密輸を防ぐべく、NVIDIAがチップの位置を追跡できる技術を開発したとロイターは報じています。
この技術は、NVIDIAがGPUに組み込んでいるデータ送信機能「テレメトリ」を応用したもので、GPUにソフトウェアをインストールすることで機能します。元は演算性能を追跡するものですが、NVIDIAが運営するサーバーとの通信遅延時間を基にチップの位置を推測できるようになっているそうです。
この機能は、まずNVIDIAの最新チップ「Blackwell」で利用可能になるとのこと。
ここ数日、中国のDeepSeek AIモデルが密輸されたBlackwellチップで訓練されたとする複数の報道が浮上しています。NVIDIAはこれに対し「この種の密輸の証拠は確認していない」と回答しました。
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なお、アメリカは旧世代に当たるチップの輸出を解禁する方針を示しています。
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in ハードウェア, ソフトウェア, Posted by log1p_kr
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