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配達ロボットが歩道を占拠して危険だと議論が勃発、運用停止を求める請願書も


アメリカではロサンゼルスとシカゴを中心に、ロボットによるフードデリバリーサービスが徐々に普及しています。しかし、アメリカ・シカゴの歩道で食品配達ロボットが急増した結果、本来人間が通行するためのスペースである歩道をロボットが占有しているとして、ロボットの運用を「一時停止」するよう求める署名活動が行われています。

Delivery Robots Take Over Chicago Sidewalks, Sparking Debate And A Petition To Hit 'Pause'
https://blockclubchicago.org/2025/12/08/delivery-robots-take-over-chicago-sidewalks-sparking-debate-and-a-petition-to-hit-pause/

実際にデリバリーロボットがシカゴの街を走る様子は、以下のムービーで見ることができます。

CHICAGO | Following delivery robot on EUC - YouTube


UberEatsやShake Shackなどと提携するServe RoboticsやCocoのデリバリー用ロボットは、一部の住民からは好意的に受け止められているものの、雪道で立ち往生した事例や、歩道の上で人が避ける形になった事例が報告されており、安全性やアクセシビリティへの懸念が高まっています。


この状況に対し、シカゴ在住のジョシュ・ロバートソン氏は、市に対してロボットの運用を「一時停止」するよう請願する署名活動を開始しました。この請願書は、市当局に対し、安全性およびADA(障害を持つアメリカ人法)に関する調査結果の公表、公聴会でのデータ評価、そして明確なルールの策定を求めています。ロバートソン氏の請願書には、12月2日の時点で1500人以上の署名が集まっており、その中には具体的なトラブルに関する報告も350件含まれています。

by Phillip Pessar

UberEatsなどと提携し、2025年9月末からシカゴへのデリバリーロボット展開を開始しているServe Roboticsのヴィギー・ラム氏は、「我が社のロボットは注意散漫な運転手よりも安全な選択肢であり、短距離配達の渋滞緩和に貢献します」と主張しています。同社は住民からのフィードバックを歓迎する姿勢を示していますが、ロボット反対派の住民は「企業が地域社会のニーズや障害者の利便性を無視して一方的に参入してきた」と批判しています。

行政側の動きとして、シカゴ市議会の一部議員は住民へのアンケート調査を開始して意見を収集していますが、「現時点では結論を出すには時期尚早」との見解を示しています。レイクビュー・ロスコービレッジ商工会議所のベッカ・ガーシュ氏は、現状ではロボットに対する風当たりが強く、パイロットプログラムの持続可能性に疑問を呈しています。請願活動を行うロバートソン氏は、「ロボットが公共生活の一部として定着する前に、適切な規制と議論が必要です」と訴えました。

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in 動画,   ハードウェア, Posted by log1i_yk

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