重低音がパワフルになったスマートスピーカー「Amazon Echo Dot Max」&Dolby Atomosに対応した「Amazon Echo Studio」をセットアップして音質をチェック

Amazonがスマートスピーカー「Amazon Echo」シリーズのラインナップ刷新を発表し、「Echo Dot Max」と「Echo Studio」を2025年10月29日に発売しました。Echo Dot Maxは0.8インチツイーターと2.5インチウーファーの2基搭載で約3倍の重低音を実現、さらにAmazon Echo Studioは3.75インチツイーター1基+1.5インチフルレンジドライバー3基で空間オーディオ技術とDolby Atmosに対応しているとのこと。その音質を実際に聴いて確かめてみました。
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Echo Dot MaxとEcho Studioの外見や内容物は以下の記事でチェックしています。
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まずはセットアップ。Echo Dot Maxの電源ケーブルを接続すると電源が入り、オレンジのライトが点灯。同時に「Alexaアプリでセットアップを行ってください」というアナウンス音声が流れます。

セットアップは「Amazon Alexa」アプリから行います。アプリはiOS向けとAndroid向けが配信されています。
Amazon Alexaアプリ - App Store
https://apps.apple.com/jp/app/amazon-alexa/id944011620
Amazon Alexa - Google Play のアプリ
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.amazon.dee.app&hl=ja
今回はiOS版でセットアップ。Amazonアカウントでログインしてから、右上の「+」アイコンをタップ。

「デバイス」を選択します。

「Amazon Echo」を選択。

「はい」をタップ。

「検出されたデバイス」にEcho Dot Maxが表示されるので、タップします。

Wi-Fiネットワークへの接続設定は自動的にデバイスに転送されます。

デバイスがWi-Fiに接続されたら「次へ」をタップ。

初回起動時はファームウェアのアップデートが入ります。「次へ」をタップ。

デバイスを置く場所を設定。今回は「一階」を選択し、「次へ」をタップしました。

「次へ」をタップ。

「完了」をタップすれば、アップデートが完了したらデバイスを利用できるようになります。

アップデート完了後、Alexaアプリ上にデバイスが表示されました。

登録に成功すれば、デバイスのリングライトが青色に光ります。Echo Studioも、Echo Dot Maxとセットアップ方法は同じです。

音楽はBluetooth接続で再生できるほか、アプリからキャスティングすることで聞くことができます。例えば、Amazon Musicアプリで音楽を再生中に、キャストアイコンをタップ。

デバイス選択で、Echo Dot Maxを選択。

すると、Echo Dot Maxで指定した音楽が再生されます。曲の送り戻しはアプリから、あるいは音声で操作できます。

Echo Dot MaxもEcho Studioも物理ボタンを搭載しています。音量はこの物理ボタンをクリックすることで調整も可能。なお、中央のボタンはマイクのオン・オフを切り替える物理ボタンです。

Amazon Musicアプリから音楽を流して、Echo Dot MaxとEcho Studioがどんな音質なのかをチェックしてみました。
まず聴いてみたのは、アニメ「機動戦士ガンダム 水星の魔女」のテーマ曲である「The Witch From Mercury」です。
The Witch From Mercury - YouTube

Echo Dot Maxは重低音が強化されたとのことで、冒頭のオーケストラヒットと金管楽器による低音の響きはしっかりと感じられます。ただし、やや低音になるとくぐもっているように感じました。低音より中音が強く、高音と低音はそこまで抜ける感じはなく、フラットなややくぐもって聞こえる印象。ただ響きはしっかりとあり、特に低音はズシンとした重みがあります。どの方向から、どの距離から聞いても同等に聞こえるので、部屋に置くスピーカーとしては十分。

その後にEcho Studioを聞くと、明らかに音質がクリアになっています。もちろん重低音がしっかりと響き、置いている机に振動が伝わるレベル。特にボーカルと伴奏のバランスがよく、空気感も再現してくれている感覚。

次はDolby Atomos対応のビリー・アイリッシュ「bad guy」。
Billie Eilish - bad guy - YouTube

Echo Dot Maxはベースとバスドラの響きがしっかりと感じられ、ボーカルもしっかり聞こえます。高音域は少し丸く、とがった感じはありませんが、全体的にフラットな印象。また、フィンガースナップの音が重低音に負けてやや聞こえづらくなっているように聞こえました。

Echo StudioはDolby Atomos対応ということで、さすがの音質の良さ。冒頭の鋭いキックとややハスキーなボーカルがはっきり聞こえ、さらにフィンガースナップの音がクリア。中高音の抜けがよく、低音の響きもアタックが効いて非常にパワフルです。

そして、米津玄師の「IRIS OUT」。
米津玄師 Kenshi Yonezu - IRIS OUT - YouTube

Echo Dot Maxで聴くと、音はパワフルで部屋に響かせるには十分なほど。低音がしっかり響くのが感じられます。やはり中高音はあまり抜ける感じはなく、ボーカルと伴奏が混ざり合っているような印象。

Echo Studioで聴いて特によかったのは、間奏で流れるピアノ部分で、音が粒立って聞こえました。高音域にある金属的なサウンドもはっきりと聞こえる裏で、パーカスやベースの重低音はズシンと来るほど響きます。

実際に聴き比べると、音声操作やスマートホームハブとしての運用をメインに考えるのであればEcho Dot Maxで問題はありませんが、どうしてもいい音で音楽を聴きたいというのであればEcho Studioを選ぶべきというのが正直な感想。どちらもスマートスピーカーとして部屋全体にちゃんと音が響き、Echo Dot Maxはサイズから考えるとかなりしっかりした重低音が楽しめ、音楽を聴くには十分な量感があります。しかし、Echo Studioの方が音質がクリアで中高音の抜けがよく、全体的な透明感が高いのがポイント。また、Echo Dot MaxとEcho Studioは最大5台をセットすることで5.1chサラウンドを楽しめる「Alexaホームシアター」を楽しめるようになっているので、よりクオリティの高いサラウンド音響を楽しみたいのであれば、Echo Studioでそろえるのがよさげです。
Echo Dot MaxとEcho Studioは以下のAmazon.co.jpから購入可能。価格はEcho Dot Maxが税込1万4980円、Echo Studioが税込3万9980円です。
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