サイエンス

月の岩石を分析したところ定説に疑問を投げかける異質な物質が発見される


1972年にアポロ17号が採取した月の岩石サンプルをアメリカのブラウン大学の研究者らが約50年越しに分析したところ、月の形成過程に関する定説に影響を与えるほど驚くべき結果が確認されました。

Endogenous, yet Exotic, Sulfur in the Lunar Mantle - Dottin - 2025 - Journal of Geophysical Research: Planets - Wiley Online Library
https://agupubs.onlinelibrary.wiley.com/doi/abs/10.1029/2024JE008834


Scientists Cracked Open a Lunar Rock And Found a Huge Surprise : ScienceAlert
https://www.sciencealert.com/scientists-cracked-open-a-lunar-rock-and-found-a-huge-surprise

1960年代から1970年代初頭にかけて、NASAのアポロ計画によって月から数多くのサンプルが持ち帰られました。NASAによると、アポロ計画の6回にわたる月面着陸で2196個、合計382kgの月の物質をサンプルとして持ち帰ってきたとのこと。サンプルの一部は、当時からより進歩した技術がはるかに詳細な分析を可能にすることを見越して、密封して保存されていました。

ブラウン大学の惑星科学者であるジェームズ・ドッティン氏らの研究チームは、保存してあったサンプルの1つを50年ぶりに取り出し、「質量分析法」を用いてサンプル内の硫黄の同位体比を精密に測定しました。硫黄は天体の地質学的歴史を理解する上で重要な元素であり、硫黄の同位体比を測定する事で、サンプルの起源や形成メカニズム、年代を追跡することができます。


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in 無料メンバー,   サイエンス, Posted by log1e_dh

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