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社員をAIに置き換えることで将来的に大きな損失が生まれるという指摘


AmazonのCEOが「AIによる業務効率化によって今後数年で人員削減が進む」と言及していたり、顧客管理ソフトウェア等を販売するSalesforceのマーク・ベニオフCEOが「AIのおかげで4000人の人員削減が可能になった」と発言するなど、AIの導入を理由とした大規模なレイオフが多くの企業で行われています。社員を解雇してAIを導入することで、直近の支出を抑えることはできますが、その代償として将来的に大きな逆効果に見舞われる可能性があると、アメリカのニュース専門放送であるCNBCが伝えています。

How AI Layoffs Could Backfire On Employers - YouTube


CNBCによると、AIを導入して人員削減することで、とりあえず節約することができるかもしれませんが、その代わりに数年後の課題として、社内の本当に重要な中間管理職に就くための人材パイプラインに支障が生まれる可能性があるとのこと。AIは業務を効率化させますが、従来の社員が業務に取り組む中で身に付けてきたスキルや業務を積み重ねることで昇進してきたプロセスが、AIによって損なわれることが考えられます。World Economic Forumが2025年1月に発表した「The Future of Jobs Report 2025」によると、AIとデジタル化により、2030年までに労働者の中核スキルの約40%が破壊されると考えられるそうです。


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in 無料メンバー,   AI,   動画, Posted by log1e_dh

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