「中年期の心臓の健康状態」が悪い人は将来認知症になるリスクが高いとの研究結果

脳と心臓は、一見するとまったく別々の臓器のように思えます。ところが、約6000人の成人を25年にわたって追跡調査した新たな研究により、「中年期の心臓の健康状態」が将来的な認知症リスクと関連していることが明らかになりました。
High-sensitivity cardiac troponin I and risk of dementia: the 25-year longitudinal Whitehall II study | European Heart Journal | Oxford Academic
https://academic.oup.com/eurheartj/advance-article/doi/10.1093/eurheartj/ehaf834/8307234

Poor heart health in middle age linked to dementia in old age – new study
https://theconversation.com/poor-heart-health-in-middle-age-linked-to-dementia-in-old-age-new-study-269324
イギリスの研究チームは、心臓の健康状態と将来の認知症リスクとの関連を調べるため、イギリスの公務員を追跡調査した「Whitehall II」のデータを分析しました。
対象となった約6000人の被験者らは1997~1999年のベースライン時点で、心臓の細胞が損傷を受けた際に血液中へ放出される心筋トロポニンIというタンパク質の濃度を測定されました。心筋トロポニンIは標準的な血液検査で測定でき、心臓発作でみられるレベルをはるかに下回るごく微量でも検出可能とのこと。
ベースライン時点で45~69歳だった被験者らは2023年3月まで追跡され、定期的に認知機能が測定されました。中央値で24.8年に及ぶ追跡期間中に、被験者の約10%に相当する606人が認知症と診断されたと報告されています。

分析の結果、中年期に心筋トロポニンIの値が高かった人は、値が低かった人よりも認知症を発症する可能性が高いことが判明しました。
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