レビュー

「Xperia 10 VII」で各種ベンチマーク&位置情報ゲームプレイ時のバッテリー残量を測定してみた


Xperiaシリーズのラインナップに2025年10月から新たに加わった「Xperia 10 VII」で、いろいろなベンチマークを実行し、バッテリー持ちを確かめてみました。

Xperia 10 VII | Xperia(エクスペリア) | ソニー
https://www.sony.jp/xperia/products/xperia10m7/

端末外観は以下の記事で確認してください。

Xperiaとして初めてレンズを横に並べた新スタンダード機「Xperia 10 VII」外観レビュー - GIGAZINE


また、純正カバーはこんな感じです。

Xperia 10 VII用純正カバー「Style Cover for Xperia 10 VII」はカメラの出っ張りもツライチになるビッタビタのフィット感 - GIGAZINE


◆CPU-Z
まずはCPU情報が確認できるアプリ「CPU-Z」で、搭載CPUの情報をチェック。2024年9月発売の「Qualcomm Snapdragon 6 Gen 3」を搭載しています。クロック数は2.40GHzです。


◆Geekbench 6.5.0 for Android
ベンチマークアプリの定番「Geekbench 6」の実行結果は、CPUシングルコアのスコアが1023で、内訳は整数演算が1054、浮動小数点演算が967。マルチコアのスコアは2687で、整数演算が2593、浮動小数点演算が2872でした。


また、GPUベンチマークはOpenCLが「1653」。


Vulkanは「2717」でした。


◆3DMark
グラフィックスベンチマークアプリ「3DMark」では、高品質なグラフィックスを用いたベンチマークを20周する「Wild Life Stress Test」を実行しました。結果は、最高スコアが2756、最低スコアが2747で、安定度は99.7%でした。


安定度が高いため、最高スコアが出た周回と最低スコアが出た周回のパフォーマンス差はほぼありませんでした。


ベンチマーク実行によるバッテリーの変化は98%から93%へと5ポイント減。温度は37℃から39℃とほぼ変化しませんでした。これは、FPS変化が11FPSから21FPSまでにとどまったという点も大きそう。


◆AnTuTu Benchmark
定番ベンチマークアプリの1つである「AnTuTu Benchmark」も実行してみると、スコアはこんな感じで、トータルは「733766」となりました。


CPUは「280010」。


GPUは1つ非対応のものがあり「104848」。


メモリは「141320」。


UXは「207588」でした。


◆バッテリー
Xperia 10 VIIの売りの1つはバッテリー持ちのよさ。5000mAhの大容量バッテリーの搭載と省エネ設計により、「ネット閲覧や動画閲覧、ゲームなどを1日360分(6時間)利用する」というテストでは、48時間経過してもバッテリーが残ったとのこと。つまり、2日間は充電しなくても大丈夫というわけです。

しかし、バッテリー消費が特に激しくてモバイルバッテリーの装備が欠かせない位置情報ゲームをプレイしっぱなしだとどうなるのか、代表格の「ポケモンGO」をプレイし続けて試してみることにしました。省エネ機能などはオフにして、画面輝度は最大にしました。なお、音は使用時間中ずっと鳴らせるかわからなかったので消音にしています。

以下がバッテリー減少の推移を示したグラフ。当初は普通にプレイしていて「15分に3ポイントずつ減」ぐらいのペースでしたが、途中、いつものクセで画面から目をそらしたときに電源ボタンを押して画面を消灯してしまって省エネになり「15分に2ポイントずつ減」にペースダウン(経過時間60分~105分あたり)。その後、このままでは半日以上ずっとスマホを見続けなくてはいけなくなってしまうので負荷を高めるべく、写真や動画を撮影したり、Googleマップでナビしたりも交えつつのゲームプレイに切り替えると「15分に6ポイントずつ減」へとペースアップ。最終的に、計測開始から5時間30分で4%まで減ったところで計測終了となりました。


端末で見るとこんな感じ。トータルの起動時間だとポケモンGOが最長ですが、バッテリー減少への寄与だと4K動画撮影のほうが影響した印象でした。いずれにしても、一般的な用途であればバッテリーに心配はないものの、ハードに使うならモバイルバッテリーは持っておきたいところです。


また、残量5%から満充電まで、65WのPD対応充電ケーブルで充電した結果は以下の通り。20分で54%まで充電され、90%を過ぎたところからペースダウンしつつも50分で満充電となりました。


◆端末温度
動作中の端末の温度がどれぐらいになるのか、実行時間が長い「3DMark」のベンチマーク中にFLIR ONE Proと非接触式温度計で確認してみました。

FLIRで測定すると、画面側温度は最も熱くなっている部分で37.5℃。


背面側は42℃となっていました。


非接触式温度計だと、画面側はおよそ32℃台。


背面側は33℃から34℃台でした。


Xperia 10 VIIはソニーストア他で販売されていて、AmazonではSIMフリー端末が税込7万4800円で販売されています。

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in ハードウェア,   スマホ,   レビュー, Posted by logc_nt

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