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楽しいパーティーを開催するための「21のコツ」を解説


日本で「パーティー」というと年に数回の特別な時にしか開催されないイベントというイメージがありますが、アメリカでは人間関係の構築や交流の手段としてパーティーが重要視されています。テクノロジーからSFまでさまざまなトピックを扱うブログのAtoms vs Bitsが、「楽しいパーティーを開催するための21のコツや事実」について解説しました。

21 Facts About Throwing Good Parties
https://www.atvbt.com/21-facts-about-throwing-good-parties/


1:自分の安らぎを優先する
パーティーの楽しさや質はホストの精神状態に大きく左右され、ホストがストレスを感じながら開くパーティーは楽しくなりにくいとのこと。Atoms vs Bitsは、「疲れ切ったホストから豪華なオードブルをもらうよりも、幸せなホストから平凡なピザをもらう方がいいのです」と説明しています。

2:開始時間を15分早く伝える
パーティーの開始時間をちゃんと伝えたとしても、招待客のうち何人かは必ず遅刻するため、実際の開始時刻はずれ込んでしまうものだと考えておくべきです。そのため、Atoms vs Bitsは「14時」にパーティーを開始したい場合、開始時刻を「13時45分」だと伝えた方がいいとアドバイスしました。

3:親しい友人に一足早く来てもらう
パーティーのホストを務めると、開始時刻が近づいた段階で「招待した人はちゃんと来てくれるだろうか」「もしかして誰も来ないのではないか」と不安を感じることもあります。親しい友人に声をかけてパーティーの30~60分前に来てもらい、一緒に準備の手伝いをしたり軽食を食べたりして過ごすことで、こうした不安を解消できます。

4:客は知り合いがいるパーティーを好む
よほど積極性や好奇心が強くない限り、ほとんどの人は「ほとんど顔見知りがいないパーティー」に参加したがりません。基本的に、人が参加するのは「知り合いが3人以上いるパーティー」だとのこと。


5:招待客とゲストリストを共有する
PartifulLumaのようなパーティー用アプリを使えば、招待する際にゲストリストを表示することができます。まずは親しい友人を数人招待して何人かの参加が決まり、ゲストリストに名前が載った段階でさらに多くの人に声をかけると、人が集まりやすくなります。

6:知り合い同士まとめて招待する
知り合い同士を集めた4~5人のチャットグループやメーリングリストで招待状を送信することで、招待客同士が友達も参加することを知ることができます。

7:共通の友人が来ると伝える
もし個別に招待状を送らざるを得ない場合でも、他に招待している共通の友人や、すでに参加が決まっている友人の名前を伝えることで、その人が参加を決断しやすくなります。

8:直感に従って友人同士を近づけてみる
少人数のグループでは、さまざまな友人同士がうまくなじめるかどうかが体験の質を左右します。料理を作る時と同じように、個々の材料は素晴らしいのに食べ合わせが悪い組み合わせもありますが、そこは直感に従ってみるべきだとAtoms vs Bitsはアドバイスしています。

9:パーティーを台無しにしそうな人は避ける
大人数のパーティーは「万能スープ」のようなものであるため、他の人の体験を台無しにしてしまうような人を招待しないことが大事です。


10:「招待しない」という決断を恐れない
いずれにせよ、「この人を招待すると他の人々がパーティーを楽しめなくなる」と感じた場合、その人を招待しない決断を怖がらず、「ゲートキーパー」になることを受け入れる必要があります。個人で付き合う分にはいい人であっても、パーティーという場にはそぐわないというケースもあるため、「パーティーに招待しない」という事実だけでその人の重要度が決定されると思い込むべきではありません。

11:男女比の均衡を保つ
パーティーにしろ他のイベントにしろ、男女比が均衡しているほどいいものになるため、招待時点で男女比に気を付ける必要があります。仮に男女どちらかが70%を超えるようなことがあれば、少なかった性別の招待客はその後の招待に応じる可能性が低くなり、その後もどんどん男女比が偏ってしまう可能性があるとのこと。Atoms vs Bitsは、男女比をせめて60:40以内に抑えた方がいいと述べています。

12:交友関係がかぶらない人と共同開催する
「この人と個人的には仲がいいけれど、お互いの交友関係はかぶっていない」という人とパーティーを共同開催することで、2つの異なる友人グループが交流する機会を作ることができます。

13:キャンセル率を把握する
たとえ招待状の時点では「出席する」と回答していても、当日になるとドタキャンする人は必ず現れます。そのため、パーティーのホストを務める際は自分の交友関係における当日キャンセル率を把握し、それを考慮して招待人数を決めた方がいいそうです。


14:カップルは一緒にキャンセルする確率が高い
カップルや夫婦で招待した場合、どちらか一方だけが当日キャンセルしてもう一方は参加するというケースはまれで、高確率で2人まとめてキャンセルすることになります。これにより招待客の人数が大きく変動する可能性があるため、少人数のパーティーでカップルばかりを招待するのは危険です。

15:会場の動線を確保する
大勢の人々が入り乱れるパーティーでは、できる限り動線を確保しておくことが大事です。座っている時よりも立っている時の方が動線が広くなるため、立って使う用の背が高いテーブルを用意したり、テーブル周りの椅子を移動させたり、皿や飲み物を置きやすいカウンターの上を片付けたりして、立っている人を増やすのがオススメだとのこと。

16:食べ物や飲み物の場所を散らばらせる
食べ物や飲み物がそれぞれ異なる場所に用意されていると、パーティー参加者が部屋の中を動き回る口実ができます。これにより、普段は関わりが薄い人とあいさつしたり、話したりするきっかけが生まれます。

17:知り合いがいない参加者をグループに割り当てる
誰も知り合いがいない招待客が来た場合、まずはホストである自分がその人を歓迎し、加わるグループや話し相手を割り振ってあげるべきです。相手は「その人と気が合いそうな人」が理想ですが、次善策としては「フレンドリーで話しやすい人」、それも難しければ「近くにいる気さくなグループ」でもOK。重要なのは、招待客に「勇気を出してどこかのグループに声をかけ、会話に入れてもらう」という負担をかけず、ホスト権限でそれを代行することです。


18:会話から抜けることを気付かれない
パーティーのホストを務める場合、ひとつのグループとずっと話し込んでいるわけにはいきません。グループの会話から抜ける時は、ゆっくりと一歩下がってそれとなく距離を置き、会話から抜けていることに気付かれないようにするべきだとのこと。

19:招待客をもてなすことを優先する
パーティー中はたとえ親しい友人と話す時間を減らしてでも、招待客同士の紹介やシャイな人のもてなしを優先するべきです。Atoms vs Bitsは、「パーティーは公共のサービスです。招待客はそのお返しに、あなたを自分のパーティーに招待してくれるでしょう」と述べています。

20:パーティーは公共サービスである
Atoms vs Bitsは、パーティーは公共サービスの一環だと繰り返し強調しています。自分がパーティーを開いたおかげで新たな友人関係や恋人関係が生まれたり、素敵な人が孤独を感じずに済んだり、この世に新たな子どもが生まれたりする可能性があります。パーティーを開くことはコミュニティにとって大きなメリットをもたらすため、ホストはパーティーを開いた自分を心から褒めてあげるべきです。

21:音量に気を付ける
多くのパーティーに共通する問題が、人が大勢集まると音量が際限なく大きくなってしまうという点です。Atoms vs Bitsは、「この問題を解決する方法をご存じでしたら教えてください」と述べました。


これらのアドバイスは、ソーシャルニュースサイトのHacker Newsでも話題になっています。

Facts about throwing good parties | Hacker News
https://news.ycombinator.com/item?id=45794032


あるユーザーは、「パーティーやディナーパーティーが大抵ホストの責任になるというのは、まさにアメリカ文化の特徴だと思います」「ブラジルでは好きな人たちとパーティーを開く場合、皆が協力して負担を分担します。誰もが何かしらの責任を負い、すべてがインフォーマルに運営され、形式的な決まりはありません」とコメントしました

自身も多くのパーティーを開いてきたというユーザーは、「招待した友人にさらに他の友人を招待するよう誘ってみる」「部屋に植物やラグなどを置いて防音対策をする」「食べ物と飲み物を持参してもらってもOK」といった自分なりのアドバイスを記しています

また別のユーザーは追加のアドバイスとして、「パーティーが始まったらエアコンの温度をかなり下げる」「指でつまめる冷凍食品を温めてパーティー会場を配りながら歩く」「安価な使い捨てカメラを会場中に置いておく」「自分のカップにペンやラベルで印を付けられるようにする」「ワインやリキュールを持ってきた人に他の参加者とシェアするよう頼んでみる」といったものを挙げています

ニューヨークで何十回もパーティーを主催してきたというユーザーは、「全員が着席しているパーティーでも、後半になったら参加者全員を立って移動させ、新しい人と話せるようにするべき」「1回か2回はスピーチや場所の移動、投票などの小イベントを挟んで盛り上げるべき」「直前にキャンセルした人にも事情はあるので優しくするべき」といったアドバイスをしました

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in メモ, Posted by log1h_ik

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