AI搭載の家事お手伝いヒューマノイドロボット「NEO」が登場、月額約7万6000円のサブスクで利用可能

アメリカ・カリフォルニア州に拠点を置いて家庭環境向けのヒューマノイドロボットを開発する1X Technologiesが、AIを搭載した家事お手伝いヒューマノイドロボット「NEO」を発表しました。
NEO Home Robot
https://www.1x.tech/neo
「NEO」がどのような家事お手伝いロボットになっているのかは、以下の動画を見るとわかります。
NEO The Home Robot | Order Today - YouTube

左に立っているのが1X TechnologiesのCEOであるBernt Øivind Børnich氏、右のロボットがNEOです。

NEOは身長5フィート6インチ(約168cm)、体重66ポンド(約30kg)。最大で154ポンド(約70kg)の物をその場で持ち上げられるほか、55ポンド(約25kg)以下の物は持ち運ぶことが可能です。

NEOには人間のような5本の指や手のひらが存在し、家事に必要な繊細な動作が可能。

人間の腱や筋肉に着想を得たアクチュエータを採用し、安全性と静音性を両立させています。

内部は柔らかい格子状の素材で覆われているため、機械部分がむき出しになりません。

表面はニット素材の生地で覆われています。

手袋のようなものも装着しています。

つぶらな瞳がキュートです。

NEOにはAIが搭載されており、ユーザーと音声会話が可能。

スマートフォンアプリを経由してさまざまな家事をさせることができます。

水やり

脱ぎ散らかした服の片付け

靴の整頓

掃除

洗濯

食洗機内の食器の片付けなど、さまざまな家事をこなすことができます。

バッテリーの充電も自分で行います。

何かが入っているボトルを見せて、「これはパプリカパウダーですか?」「いいえ、カイエンペッパーです」といった会話をすることも可能。


手がふさがっている時にドアを開けてもらったり、飲み終わったコップを片付けさせたりするなど、便利な召使いのように使うこともできるようです。


経済紙のウォール・ストリート・ジャーナルはBørnich氏にインタビューしたり、実際にNEOを使ってみたりした動画を公開しています。
I Tried the First Humanoid Home Robot. It Got Weird. | WSJ - YouTube

ウォール・ストリート・ジャーナルのテストでは、NEOは確かに人間が行うさまざまなことに「挑戦」できるものの、冷蔵庫から水を取り出して持ってくるのに1分以上かかったり、食器洗い機に合計3つのグラスや食器を入れるのに5分かかったりしました。


また、テスト段階のNEOは自律的にさまざまな動作を行うことができず、ヘッドセットを装着した従業員が遠隔操作していました。

遠隔操作によって収集したデータが、NEOをより良くするためのトレーニングデータとして活用されるとのこと。

Børnich氏は、2026年の段階でNEOを購入する顧客は、NEOが人間によって遠隔操作される場合があると理解する必要があると説明しています。その上でBørnich氏は、「お客様のデータがなければ製品を改善できません」「2026年にNEOを購入すれば、ほとんどの作業は自動で行われます」と述べ、出荷段階のNEOはより進化しているとアピールしました。

1X Technologiesは、NEOの操作やデータ収集を行う従業員を募集中です。
1X Technologies AS - Robot Operator, 3-11pm M-F
https://1x.recruitee.com/o/robot-operator
NEOは月額499ドル(約7万6000円)のサブスクリプションで利用できるほか、2万ドル(約300万円)で3年保証付きの所有権を購入することも可能です。
Order NEO
https://www.1x.tech/order

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