猛吹雪などの悪天候でWaymoの自動運転車はどうやって走るのか?

レーダーやカメラで周囲の状況を把握する自動運転車は、周囲の視界が悪い状況にも対応する必要があります。例えば吹雪のような悪天候時にどうやって周囲を認識するのかについて、自動運転車を開発するWaymoが説明しました。
Creating an all-weather Driver
https://waymo.com/blog/2025/10/creating-an-all-weather-driver

Waymoの自動運転車はカメラやレーダーのほか、多数の自動運転車が採用する技術「LiDAR」も用いて周囲の状況を把握しています。
車両のセンサーには加熱装置と自動清掃システムが備えられていて、走行中に雪をとかすことができます。

これに加え、降雪量や積雪量で大きく周囲の状況が変化する冬季に対応するため、雪の多い地域でAI状況判断システムの強化を行ってきたとのこと。これにより、「雪の積もった道」「雪がとけてグチャグチャになった道」「凍結した道」などにも対応できるそうです。
また、通行止めや迂回(うかい)路への対応が可能。トラクションが弱くなると速度、加速、制動を自動的に調整することで事故を回避しようとします。また、車両がリアルタイムでデータを収集すると共に同じ市内を走る車両にデータを共有することで、過酷な条件下でも予測を容易にしているとのこと。
こうしたシステムは1億マイル(約1.6億km)を超える実走行データに基づいて構築されており、アメリカで最も降雪量の多い地域でシステムを進化させてきたとされています。

Waymoは「実走行試験、閉鎖コース試験、大規模シミュレーションを通じて汎用システムの有効性を検証しています。デトロイト、デンバー、ワシントンD.C.といった降雪都市での運用拡大に加え、他地域への展開を通じて、冬季気象条件への理解を深め、能力を検証しています。冬の天候は複雑ですが、乗客が最も必要とする時に信頼できるサービスを提供することをお約束します」と述べました。
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in 乗り物, Posted by log1p_kr
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