「Counter-Strike 2」のスキン市場がアップデートで崩壊し一夜にして30億ドルが吹き飛ぶ

ゲーム「Counter-Strike 2」がアップデートされ、これまで「ガチャ」でしか手に入らなかったアイテムが交換で手に入るようになりました。これにより高額なリアルマネー(現実のお金)で取引されてきた一部のアイテムの価値が暴落しました。
Ludicrous $6 billion Counter Strike 2 skins market crashes, loses $3 billion overnight — game update destroys inventories, collapses market | Tom's Hardware
https://www.tomshardware.com/video-games/ludicrous-usd6-billion-counter-strike-2-skins-market-crashes-loses-usd3-billion-overnight-game-update-destroys-inventories-collapses-market

「Counter-Strike 2」で手に入るゲーム内アイテムは、しばしばリアルマネーで取引され、価値の高いアイテムは数千万円の値が付くことも珍しくありません。
このようなアイテムを確実に手に入れる方法はなく、これまではランダムで排出される「ガチャ」に頼るしかありませんでした。
ところが、Counter-Strike 2のアップデートで「価値の低いアイテムを集めて価値の高いアイテムと交換する」というシステムが導入されたため、アイテムの入手難度が大幅に低下し、希少アイテムの価値が暴落したと伝えられています。

Counter-Strike 2のアイテム価格を追跡するサービス「Price Empire」によると、アップデート発表直前に60億8000万ドル(約9300億円)を超えていた市場規模で、一夜にして30億ドル(約4580億円)の実質価値が消滅したとのことです。

アイテムの「トレーダー」として生計を立てている人もいたため、そうした人々に向けて、コミュニティでは心の安寧を保つよう推奨する意見などが投稿されています。
[PSA] INTERNATIONAL LIST OF SUICIDE HOTLINES *LOVE YOURSELF, IT’S GOING TO BE OKAY*
byu/HEY_beenTrying2meetU incsgomarketforum
この件を報じたTom's Hardwareは「株式市場と同様に、集団ヒステリーが事態を大きくしているとの議論もあります。しかしながら、こうした事態に懸念を表明し市場から撤退するトレーディング専門家も少なくありません。開発元のValveは、市場の規制を怠り、ギャンブルを野放しにしたとしてたびたび非難され、カジュアルユーザーにとってアイテムが高すぎるという苦情は10年以上にわたり続いています。今回の厳格な変更は、今後の市場動向を予兆するものといえるかもしれません」と述べました。
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in ゲーム, Posted by log1p_kr
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