ネットサービス

ポータルサイト「gooポータル」が2025年11月でサービス終了へ


1997年から運営されてきたポータルサイト「goo」が、2025年11月25日(火)13時でサービスを終了することを発表しました。

「gooポータル」サービス終了のお知らせ – gooヘルプ
https://help.goo.ne.jp/help/article/2904/


「goo」は1997年、NTTグループ内のネットサービスの「ロボット型検索エンジン」としてサービスを開始しました。ロボット型とは、クローラーがインターネット上を自動的に巡回して情報を収集しインデックスを作成する形式のことで、Googleなども同じ仕組みですが、1990年代後半に日本で最も使われていたYahoo!JAPANはウェブサイトをカテゴリー別に登録したディレクトリ型検索エンジンでした。

1998年にサービスを拡大してポータルサイトとなり、フリーメールアカウント「gooメール」などのサービスが始まりました。ポータルで利用可能だったのは検索、メールのほかにニュースや辞書などのサービスがあります。


なお、ポータル終了に先立ち、2025年6月にgooニュースgoo辞書が、2025年9月にQ&Aサービス「教えて!goo」gooランキングが終了しています。

また、2025年11月18日にgooブログが終了。

【追記】goo blog サービス終了のお知らせ - goo blog スタッフブログ
https://blog.goo.ne.jp/staffblog/e/c59488fc72553bca60517b642b84faac

そしてポータル終了と同時にトレンド情報サイトの「いまトピ」も終了します。

いまトピ ~すごい好奇心のサイト~
https://ima.goo.ne.jp/


gooメールは2026年2月25日(水)をもってサービス提供が終了する予定。すでに2025年8月1日をもって新規受付は停止しており、提供終了後はOCNメールなどへの移行が案内されています。サービス終了後、gooメールアドレスを継続して使用することはできません。

gooメールのサービス提供終了について | OCNお客さまサポート
https://support.ocn.ne.jp/mail-goo/information/detail/pid250000283b/

ちなみに、gooはサービス開始時点で「goo.co.jp」のドメインが取得されていたこともあり「goo.ne.jp」でサービスイン。その後、「GOO」の商標を取得しています。
このgooとそっくりなドメインの「goo.co.jp」は1999年からアダルトサイトへの転送アドレスとして用いられるようになったため、gooが所有権移転を申請。goo.co.jpを所有する会社が不服として提訴していました。東京地裁は原告の訴えを棄却、控訴審でも東京高裁は控訴を棄却し、goo側勝訴の判決が出ています。

ドメイン名「goo.co.jp」を巡る裁判でNTT-Xが勝訴 | 日経クロステック(xTECH)
https://xtech.nikkei.com/it/free/NC/NEWS/20020426/4/

「goo.co.jp」ドメイン名使用権、NTT-Xが控訴審でも勝訴
https://internet.watch.impress.co.jp/www/article/2002/1017/goo.htm

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in ネットサービス, Posted by logc_nt

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