レビュー

バッテリーが30時間以上持って心電図測定も可能になったGoogle純正スマートウォッチ「Google Pixel Watch 4」使ってみたレビュー


Google純正のスマートウォッチ「Pixel Watch」から、「Google Pixel Watch 4」が2025年10月9日(木)に登場しました。実際に装着して使い勝手やバッテリーの持ちをチェックしてみました。

Google Pixel Watch 4
https://store.google.com/jp/product/pixel_watch_4

Google Pixel Watch 4の見た目については以下の記事でチェック済みです。

Google純正スマートウォッチ「Google Pixel Watch 4」開封の儀&外観チェック - GIGAZINE


技術仕様は以下の通り。

Google Pixel Watch 4
ディスプレイActua 360 ディスプレイ
カスタム 3D Corning Gorilla Glass 5
220 nits AMOLED LTPOディスプレイ
応答性に優れたディスプレイ (1~60 Hz)
常に表示状態のディスプレイ
通信方式4G LTE および UMTS
Bluetooth® 6.0
Wi-Fi 802.11a/b/g/n/ac/ax 2.4 GHz、5 GHz
NFC
超広帯域無線
FeliCa
GPSデュアル周波数GPS: GPS、Galileo、Glonass、Beidou、QZSS
電源(バッテリーおよび充電)標準 325 mAh
常に表示状態のディスプレイで最長30時間使用可能
バッテリーセーバーモードで最長48時間使用可能
充電速度: 約45分で100%


41mmモデルを手につけるとこんな感じ。本体重量は41mmモデルが31g、45mmが36.7g。普段Apple Watch Ultra 2を装着しているのですが、比べるとかなり軽いというのが第一印象。


ディスプレイは有機ELのActua 360ディスプレイを採用。リフレッシュレートは1~60Hzの可変リフレッシュレートに対応で、前モデルのPixel Watch 3と同じ。ただし、解像度は41mmモデルが426×426ピクセル、45mmモデルが480×480ピクセルで、前モデルよりも大きくなっています。また、ガラスはドーム状に曲面が強調されていますが、低い角度から見てもディスプレイに表示された内容は問題なく見えます。


真上からディスプレイを見るとこんな感じ。ベゼルは実測で約3~4mmほど。


標準で設定されるウォッチフェイスは「モジュラー」で、こんな感じ。


他にもウォッチフェイスは複数用意されています。これは「コルサ」。


「リヴィール」


「ボールドユーティリティ」


「探索」


「コンセントリック」


「フィールド」


「アクティブ」


「アブストラクト」


「トラック」


「ラージスケール」


「写真」


UIのデザインは「Material 3 Expressive」が採用されています。シンプルで見やすくフラットなデザインは、小さなディスプレイで操作しなければならないスマートウォッチとの相性はいいと感じました。


マルチパス心拍数センサーを搭載しているので、Pixel Watch 4は常時心拍数をモニターしてくれます。測定した心拍数はFitbitアプリを通じてチェックできます。


また、Pixel Watch 4ではFitbitを通じて心電図測定(BCG)が可能になりました。心電図の測定は、リューズに人さし指で触れて測定します。


測定結果はこんな感じ。


そして、Pixel Watch 4を着けた状態で睡眠測定もしてみました。


睡眠スコアは総合点で、100点満点で示されます。ただし、スコア配分はわからず。


同時にApple Watch Ultra 2を着けて測定した結果が以下。当然ながら、睡眠深度のデータも含めて、測定結果はほぼ同じ。


Apple Watchの場合は睡眠スコアの部分点を教えてくれました。


GPSは精度が前モデルから向上しているとのこと。自転車に乗った経路をFitbit経由で記録してみましたが、心拍数と共にGoogleマップへ正確に投影できました。


Pixel Watch 4は前世代よりも電力効率が向上しており、公称だとバッテリーの持続時間は常時表示で30時間、バッテリーセーバーオンで48時間。実際に常時表示で使っていたのですが、100%まで充電してから、約17時間使ったところでバッテリー残量はちょうど50%。


0%になったのは約34時間後でした。常時表示をオフにしてバッテリーセーバーをオンにすれば、もっと持つと予想されます。


充電は前モデルから変わり、以下のように本体側面を急速充電スタンドに乗せるスタイル。磁石が内蔵されており、かなりしっかりと固定されます。また、横にすると以下のように画面表示が90度回転し、置いた状態でも時間がわかるようになっています。充電開始から5~6分ほどで電源がつき、バッテリーは10%まで回復。


充電開始から30分で89%まで回復。


44分で100%まで充電できました。バッテリーの持ちは前モデルからかなり改善しており、1時間足らずで100%まで充電できるので、「お風呂に入る間だけ外して充電し、あとはつけっぱなし」という運用が十分可能です。


実際に使ってみて、Pixel Watch 4はGoogle純正スマートウォッチとして完成度が高まっていることがよくわかりました。見た目はPixel Watch 3と大きな違いはないですが、特に電力効率が前モデルよりも向上したことで、バッテリーの持続時間が長くなり、充電も速いのは常時装着したいスマートウォッチとしてはうれしいポイント。今回は41mmを使ってみましたが、男性の編集部員でも41mmで小さいと感じることはなく、むしろより軽量でコンパクトなので、運動中につけるのであれば45mmよりも41mmの方がいいかも。ただし、付属のアクティブバンドはシリコン製で蒸れるので、アクティビティに応じて別のバンドに切り替えるのがいいかも。

Pixel Watch 4は41mmのLTEモデルが6万9800円、Wi-Fiモデルが5万2800円。45mmのLTEモデルが7万6800円、Wi-Fiモデルが5万9800円です。

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in ハードウェア,   スマホ,   レビュー, Posted by log1i_yk

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