電子タバコは糖尿病予備軍になるリスクを高めるかもしれない

電子タバコは紙巻きタバコと比較して、においを抑えられたり健康リスクが低かったりするイメージから、「紙巻きタバコを減らして電子タバコに移行する」という人もいます。しかし、ジョージア大学の医療経済学者が率いるチームの研究では、電子タバコは糖尿病に関連した健康リスクを高めている可能性が示されました。
Heterogeneous Association Between E-Cigarette Use and Diabetes Prevalence Among U.S. Adults - AJPM Focus
https://www.ajpmfocus.org/article/S2773-0654(24)00099-3/fulltext

Vaping Increases Your Risk of Prediabetes, Study Suggests : ScienceAlert
https://www.sciencealert.com/vaping-increases-your-risk-of-prediabetes-study-suggests
電子タバコは水や香料、ニコチンなどを調合した液体(リキッド)を過熱してエアロゾル化したものを吸引する器具であり、有害物質の量は紙巻きタバコと比べて大幅に少ないとされています。しかし、ニコチン依存は存在していたり、一部の添加物が肺や心血管に与える長期的影響は十分に解明されていなかったりと、「紙巻きより有害物質は少ないが、健康への悪影響がないわけではない」という考えが一般的です。
タバコと電子タバコは科学的にどちらの方が体に悪いのか? - GIGAZINE

喫煙が引き起こす健康リスクの一つとして知られているのが糖尿病です。喫煙はがんや心臓病の原因となるほか、複数のメカニズムを通じて腎臓に直接的な害を及ぼす可能性が知られており、腎臓の損傷は糖尿病を含むさまざまな健康問題を引き起こす可能性があります。
ジョージア大学の医療経済学者であるスラクシャン・ニューパネ氏が率いる研究チームは、健康リスクが低いと考えられがちですが代謝系に与える影響は未解明な点が多い電子タバコが、糖尿病の発症リスクに与える影響について、紙巻きタバコ使用者と比較して検討しました。
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in 無料メンバー, サイエンス, Posted by log1e_dh
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