ソフトウェア

WordやPowerPointなどで標準の「赤色」が少し暗くなるアップデート


Microsoftが、Microsoft 365の標準の赤色をアクセシビリティ向上のために更新すると発表しました。この変更はMicrosoft Word、PowerPoint、Outlook、OneNoteのWindows版およびMac版に適用されます。

Improving accessibility: Standard red gets an update in Microsoft 365
https://techcommunity.microsoft.com/blog/microsoft365insiderblog/improving-accessibility-standard-red-gets-an-update-in-microsoft-365/4456196

今回変更されることが決定したのは、以下の赤枠で囲った「標準の色として用意されている赤色」です。


Microsoftによると、従来の標準の赤色(RGB:255,0,0)は、白い背景の本文テキストとして使用した場合にウェブコンテンツアクセシビリティガイドライン(WCAG)のコントラスト基準を満たしていなかったとのこと。そこで、Microsoftは赤色をわずかに暗くした新しい標準色(RGB:238,0,0)に変更することでコントラスト比を高め、WCAG基準を満たすようにしたと述べています。

以下のテーブルで、実際の色を見比べることができます。

RGBカラーコード
255,0,0#FF0000 
238,0,0#EE0000 


色合いの差は一見しただけでは気付きにくいレベルですが、色のコントラストを改善することで、特に視覚に障がいのある人や色覚に特性のある人にとって、赤いテキストが読みやすくなるとのこと。


この更新は、Windowsではバージョン2411(ビルド18324.20012)以降 、Macではバージョン16.92(ビルド24120731)以降で利用可能です。

なお、Microsoftの公式ブログには「なぜExcelが含まれていないのでしょうか?そして、Microsoft 365のデータベース管理ソフトであるAccessではなぜRの値が238ではなく237なのでしょうか?」という質問コメントが書き込まれていますが、記事作成時点では回答はありませんでした。

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in ソフトウェア, Posted by log1i_yk

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