Apple Watch Series 11に搭載されるwatchOS 26は何が変わったのか?新機能をまとめてみた

2025年9月19日に登場したApple Watch Series 11、Apple Watch Ultra 3、Apple Watch SE 3には、watchOS 26が搭載されています。前バージョンのwatchOS 11から追加されたwatchOS 26の新機能をまとめてみました。
OS - watchOS 26 - Apple(日本)
https://www.apple.com/jp/os/watchos/
・Liquid Glass
watchOS 26は、iOS 26やiPadOS 26と同様に、Liquid Glassがデザインに採用されています。半透明で丸みを帯びたデザインが特徴です。

・文字盤
文字盤は5つ追加されました。

Liquid Glassを使用した「フロー」。デジタル表記の数字は半透明で、Apple Watchの傾きに応じて背景の色が液体のように移動します。

「イグザクトグラフ」は時・分・秒が独立したダイヤルに分かれている奇抜なデザイン。

画面をタップすると、ダイヤルが5倍に拡大されて、より細かい時間単位が表示されます。

LGBTQ+コミュニティをモチーフにした「プライドハーモニー」はこんな感じ。背景のカラーブロックは時間を示す数字を形成し、波打ちながら1時間ごとに形を変えていきます。

「写真」は以前からもあった文字盤ですが、watchOS 26ではおすすめのコンテンツに基づいて画像がシャッフルされるようになり、手首を上げたりディスプレイをタップしたりするたびに変化するようになりました。

「ウェイポイント」はApple Watch Ultraシリーズ専用の文字盤で、コンパスやマップなどのウェイポイント、おすすめの場所が文字盤に組み込まれます。

・スマートスタック
watchOS 26では新しく文字盤が追加されたほか、「スマートスタック」の予測アルゴリズムが向上。使用できるウィジェットがあれば、ヒントとして以下のようにフロートで表示されます。

・ダブルタップ&手首フリック
Apple Watch Series 9以降、そしてApple Watch Ultra 2以降では指の動きでApple Watchの操作ができる「ダブルタップ」機能が導入されました。これは親指と人さし指をトントンと2回たたくだけで決定や曲の再生、通話への応答が可能になるというもの。そして、watchOS 26では、手首を返すだけでキャンセル操作ができる「手首フリック」も可能になりました。
実際にダブルタップと手首フリックを使うところが以下のムービー。指をたたいたり手首をひねったりするだけで操作できるので、細かい操作でいちいち画面をスワイプしなくてもよくなります。
Apple Watchでキャンセル操作を手首だけでできる「手首フリック」を試してみた - YouTube

・ワークアウト
運動を記録する「ワークアウト」はレイアウトが新しくなったほか、Apple Musicが最適なプレイリストを選択するようになりました。また、プレイリストやポッドキャストを選ぶこともできます。ワークアウトの左下の音符アイコンをタップ。

「メディアを自動再生」をオンにすると、おすすめされた曲が自動で再生されます。

メディアは「ポッドキャスト」と「ミュージック」から選択可能です。

・「メモ」アプリの追加
watchOS 26で「メモ」アプリが追加されました。

Apple Watch上からメモの内容を確認できます。また、新たにメモを追加することも可能。

こんな感じで、キーボードが起動するので、そのまま入力できます。

接続しているiPhoneで入力用のキーボードも起動するので、画面が小さいという人でも使うことができます。

・通知音の自動調整機能
watchOS 26によって、Apple Watchが周囲の環境音を分析し、スピーカーの音量を自動的に調整してくれるようになりました。

・睡眠スコア
「睡眠スコア」はiOS 26でも導入された機能で、モニタリングした睡眠を点数で評価してくれます。

詳細はこんな感じ。

・高血圧測定機能
Apple Watch Ultra 3やApple Watch Series 11では高血圧センサーも搭載されていますが、記事作成時点では厚生労働省の許可が下りておらず、機能は解放されていませんでした。

・ライブリスニング
watchOS 26で、iPhoneをリモートマイクとして使用し、聞こえづらい会話を聞き取りやすくするライブリスニングのオン/オフをApple Watchから操作できるほか、iPhoneに届いた音声をApple Watchにリアルタイムで字幕表示する機能も追加されました。まずiPhoneからライブリスニングのリモート制御を有効化します。「設定」で「一般」を選択。

「オーディオとビジュアル」をタップします。

「ライブリスニング」をタップ。

「リモート制御」をオンにします。

続いてApple Watchのコントロールセンターで、一番下にある「編集」をタップ。

+アイコンをタップします。

「アクセシビリティ」を選択。

「ヒアリング」をタップすると、ヒアリングのウィジェットがコントロールセンターに追加されます。

コントロールセンターに追加された「ヒアリング」のアイコンをタップ。

「ライブリスニング」をオンにします。

「ライブリスニングキャプション」をタップ。

すると、iPhoneのマイクを通じて聞き取った会話音声がリアルタイムで自動文字起こしされます。何を話しているのかが文字で表示されるので、Apple Watchを見れば話した内容を見逃さないようにできます。

なお、watchOS 26はApple Watch Series 6以降、Apple Watch SE2以降、Apple Watch Ultraシリーズで利用可能で、iOS 26がインストールされたiPhone 11以降のモデルとのペアリングが必要です。
Apple Watch Ultra 3の本体価格はアルパインループ・トレイルループ・オーシャンバンドが税込12万9800円、チタニウムミラネーゼループが税込14万5800円です。
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Apple Watch Series 11は、アルミニウム仕上げのケースサイズ42mm・GPSモデルが税込6万4800円、アルミニウム・42mm・GPS+セルラーモデルが税込8万800円、アルミニウム・46mm・GPSモデルが税込6万9800円、アルミニウム・46mm・GPS+セルラーモデルが税込8万5800円。チタニウム仕上げはGPS+セルラーモデルのみで、42mmモデルが税込11万4800円から、46mmモデルが税込12万2800円からです。
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Apple Watch SE3は40mmケースのGPSモデルが税込3万7800円、40mmケース・GPS+セルラーモデルが税込4万5800円、44mm・GPSモデルが税込4万2800円、44mm・GPS+セルラーモデルが税込5万800円です。
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in 動画, ハードウェア, レビュー, Posted by log1i_yk
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