サイエンス

歯周病を治療することで動脈硬化につながるリスクを軽減できるかもしれないとの研究結果


これまでの研究で、歯の健康は認知症リスク糖尿病リスクに関連しているほか、重度の歯周病が心血管疾患のリスクを高めることも指摘されてきました。新たな研究では、重度の歯周病を治療すると動脈硬化につながる「頸(けい)動脈の肥厚」を遅らせることができると示されました。

Periodontitis treatment and progression of carotid intima-media thickness: a randomized trial | European Heart Journal | Oxford Academic
https://academic.oup.com/eurheartj/advance-article/doi/10.1093/eurheartj/ehaf555/8237946


Getting gum disease treatment may protect your arteries, study finds | Live Science
https://www.livescience.com/health/heart-circulation/gum-disease-treatment-slows-the-thickening-of-arteries-clinical-trial-shows

歯周病とは、歯茎に細菌が感染することで生じる慢性的な炎症性疾患であり、進行すると歯のぐらつきや喪失、持続的な口臭といった問題を引き起こします。歯周病が悪化すると歯ブラシやデンタルフロスでは届かない歯の周囲のすき間(ポケット)が拡大し、歯垢(しこう)や細菌がたまります。

また、歯周病がアルツハイマー病や大腸がん関節リウマチといった健康被害を引き起こすことを示す研究が数多く報告されており、重度の歯周病と心血管疾患の関連性も指摘されています。アメリカでは30歳以上の成人の40%が歯周病を患っているといわれているため、歯周病の治療がその他の疾患に与える影響を理解することが重要です。


そこで、イギリスのユニバーシティ・カレッジ・ロンドンの歯周病専門医であるマルコ・オルランディ博士らの研究チームは、歯周病の治療が首の両側にある頸動脈の肥厚を軽減するかどうかを調べる研究を行いました。動脈の内膜が分厚くなる肥厚は、動脈硬化の進行度を示す重要な指標です。

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
健康寿命に直結する「歯」の寿命を延ばす7つの方法について専門家が解説 - GIGAZINE

「歯が少ない人は認知機能低下リスクが1.5倍」との研究結果、入れ歯の使用や日常の手入れが認知症予防のカギ - GIGAZINE

「結局のところデンタルフロスは意味があるのか?」について歯科医師が解説 - GIGAZINE

こまめな歯磨きが糖尿病のリスクを軽減する可能性があるとの研究結果 - GIGAZINE

なぜ歯は痛みを感じるようにできているのか? - GIGAZINE

アルツハイマー病の原因候補に「歯周病菌」が浮上、歯磨きがアルツハイマー病予防に役立つかも - GIGAZINE

過度にハードなトレーニングは歯の健康に悪い影響を与える可能性が判明 - GIGAZINE

in サイエンス,   無料メンバー, Posted by log1h_ik

You can read the machine translated English article Research results show that treating peri….