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激安87万円のAI搭載ヒト型ロボット「Unitree R1」を中国企業が発表、側転も逆立ち歩きも回し蹴りも可能


中国のロボット企業であるUnitree Roboticsが5900ドル(約87万円)の激安ロボット「Unitree R1」を発表しました。Unitree R1は25kgの軽量ボディに各種センサーやモーターを詰め込んでおり、歩いたり側転したりといった人間っぽい動作が可能です。

Unitree R1 | Unitree Robotics
https://www.unitree.com/R1

Unitree Roboticsはイヌ型ロボットヒト型ロボットを数多く開発してきたロボット企業です。2024年には人型ロボット「Unitree H1」が秒速3.3mでの高速歩行に成功し、当時の世界記録を塗り替えました。

二足歩行の人型ロボットの世界最速記録を「Unitree H1」が更新 - GIGAZINE


新たに発表されたUnitree R1の見た目はこんな感じ。処理チップは8コアのCPUとGPUで構成され、マイクやカメラで得た情報を処理して動きに反映できます。腕は5方向、足は6方向の動きに対応。寸法は高さ1210mm×幅357mm×奥行き190mmで、重さは約25kgです。


Unitree R1が実際に動く様子は以下の動画で確認できます。

Unitree Introducing | Unitree R1 Intelligent Companion Price from $5900 - YouTube


坂道を駆け下りるUnitree R1。


側転もできます。


逆立ちで前後に歩くことも可能。


華麗な回し蹴りも披露しました。


Unitree R1はマルチモーダルAIモデルを搭載しており、音声と画像の同時処理が可能とのこと。Unitree Roboticsは「マルチモーダルモデルと一体化した開発およびカスタマイズによってエージェント時代を加速させましょう」と述べています。

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in ハードウェア,   動画, Posted by log1o_hf

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