人参や霊芝などの生薬をモチーフにした擬人化で「漢方精霊」が誕生

漢方薬の原料として用いられる「生薬」は、多くが森や林から採取される植物由来の成分で、そこには単なる有機的な働きだけではなく、「ひとの身体と交わり縁を結ぶ霊的ななにかが存在する」という考え方もあるとのこと。その考え方を発展させて、生薬の成分と薬効を導く「霊的個性」をキャラクターとして具現化した「漢方精霊」がワンダーフェスティバル 2025[夏]にお目見えしました。
Wonder Festival 2025 summer | ワンダーフェスティバル2025【夏】公式サイトです。
https://wonfes.jp/specialsite/
成人エリア内の2-03-01「SPARKLE/スパークル」ブースで、「漢方精霊」のオリジナルコースターの配布を行っていました。ブースは北京の「スパークル」「スターアーク」とサイバーダインの共同出展です。

「漢方精霊」は生薬の成分や薬効を導く霊的個性をキャラクター化した企画。イラストはKOTORIさんによるもの。

「漢方精霊 人参(ニンジン)」。根を紅参、白参などに調製して薬用とし、体力の低下した全身倦怠感や食欲不振の人の滋養強壮などに用いられます。

「漢方精霊 何首烏(カシュウ)」。強壮や緩下(便をゆるくすること)目的で、民間薬的にも使われるとのこと。

「漢方精霊 蔵紅花(サフラン)」。スパイスとしても知られるサフランは、中国の書籍「本草綱目」には「番紅花」として収載されていて、イライラやヒステリー、不眠などの更年期障害に効果が高いといわれているそうです。

「漢方精霊 霊芝(レイシ)」。「マンネンタケ」「吉祥茸」などの別名があり、一般的には食用ではないそうですが、中国などの伝統医学では生薬として使用されています。

植物性の生薬に限っても、たとえば「葛根湯」に入っている「葛根(カッコン)」や「甘草(カンゾウ)」など、まだまだ数はあるので、これからの展開が楽しみなところです。
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in 取材, Posted by logc_nt
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