鬼が造った99段の石段の上にそびえる「八幡竈門神社」と太宰府の鬼門を守るという「宝満宮竃門神社」訪問記

九州に行く機会があったので、以前から行ってみたいと思いつつもなかなか機会を得られなかった、大分県別府市の「八幡竈門神社(はちまんかまどじんじゃ)」と、福岡県太宰府市の「宝満宮竈門神社(ほうまんぐうかまどじんじゃ)」を巡ってきました。
◆八幡竈門神社
八幡竈門神社公式ホームページ
https://hachimannkamado.sub.jp/
八幡竈門神社へのアクセス手段はいくつかありますが、今回は鉄道の最寄り駅であるJR日豊本線・亀川駅から歩いて訪問することにしました。

亀川駅の西方には住宅地があり、その向こうに山並みが見えます。見えてはいませんが、左手側の方の山手に別府温泉の名物・別府地獄めぐりが広がります。

住宅街の中を突っ切っていきます。

直線のルート上には別府医療センターがあって入れないため、北側に迂回。手前の山のところに見えている屋根群のあたりが八幡竈門神社です。

県道218号線に、コミュニティバス「湯けむりライドシェア 関の江循環線」というバス路線の「八幡竈門神社下」バス停がありました。最寄りのバス停は間違いなくコレなのですが、運行は平日7時台~18時台に右回り・左回り合わせて16便ということで、土日祝日の訪問時は利用できません。

場所はここ。
この先、県道から西の山手に上がっていくスロープは八幡竈門神社の参道につながっていますが、せっかくなので表参道の入口へ向かうために県道をもう少し南下します。

大きな石灯籠がありました。白い柵の左側はスロープになっていて、右側は階段になっています。

この階段が八幡竈門神社の表参道です。

表参道入口はこの位置。
表参道の石段を登っていき左に曲がると鳥居があり、さらに先へと石段が続いています。

一部、左側がスロープ状になっているのですが、安全対策としてか、ところどころ途切れているので、自転車などを押して上がっていくのはかなり難しそうです。

石段を登り切ったところに2つ目の鳥居があります。

登ってきた石段は「鬼が造った」という伝説があるもの。かつて亀川の里を荒らし回った鬼に対し、八幡様が「一晩のうちに100段の石段を造ったら毎年いけにえをやる」と約束。鬼は99段目まで造ったのですが、そこで八幡様が鬼に声をかけたため鬼が一息つくと、ちょうど朝になったため、鬼は逃げていって二度と現れなかったそうです。それにしても、「下の方はていねいに造っているが、上の方に行くとあらましに造っている」とは厳しい……。

鳥居を抜けて振り返るとこんな感じで、亀川から別府湾まで眺めることができます。なお、春分の日と秋分の日には鳥居の中心の水平線から朝日が昇るとのこと。

狛犬とは別に、鳥居の左右に置いてあった一対の丸いものは機雷。亀川出身の旧海軍有志により、1928年に寄贈されたものです。

本殿左手にあるのは神楽殿。大晦日から元日にかけて、古くから伝わる「かまど神楽」が奉納されるとのことです。

本殿左手奥には亀山稲荷大明神があります。

稲荷神社の前にあるのは「鬼が忘れた石草履」。神社正面の石段は鬼が造ったという伝説があるわけですが、八幡様は「99段の石段を造った」として鬼を評価し、改心させた上で「かまど地獄」の門番に任じました。その後、鬼が逃げていったときに片方残していった石草履に村人が足を入れてみると力が湧いてきたそうです。

巨大石草履を見ると、鬼はどうやら指が3本らしいことがわかります。これは「貪欲」「嫉妬」「愚痴」を示しているとのこと。

なお、本殿近くに無料駐車場が設けられているので、足に自身がなくても安心してお参りできます。

バスの便が多い近くのバス停「内竈入口(うちかまどいりぐち)」を通る路線を使うと別府駅や血の池地獄、鉄輪温泉などに向かうことができるので、別府地獄めぐりと八幡竈門神社の参拝を同じタイミングでやるのもアリです。

「内竈入口」バス停はココです。
◆宝満宮竈門神社
宝満宮竈門神社
https://kamadojinja.or.jp/
西鉄太宰府線の終点・太宰府駅にやって来ました。ここから宝満宮竈門神社へ向かうバスが出ているということなのですが、駅前のバス停には長い行列ができていて「タイミングを間違えたか」と一瞬後悔。実際には、この行列はほとんどの人が太宰府天満宮へのお参りを終えて、福岡空港方面へ向かう高速バスを待っているところです。

宝満宮竈門神社へ向かう太宰府市コミュニティバス「まほろば号」の内山線は駅の前ではなく、駅横の福岡銀行前のバス停からの発車でした。

バス停の場所はココ。
日野ポンチョで運行される「まほろば号」がやってきました。運賃は降車時の支払いで、交通系ICカードが利用可能です。

バスは太宰府天満宮の横を抜けて、10分少々で「内山(竈門神社前)」のバス停に到着します。宝満宮竈門神社は宝満山の入口にあることから、登山口としても使われるようで、登山者・参拝者向けに広大な駐車場が用意されていました。駐車料金は1日500円です。

内山バス停の場所はここ。
宝満宮竈門神社の一の鳥居。99段とはいわないものの、こちらの神社もそれなりに石段があります。

竈門神社が宝満山の入口にあたるのがよくわかる地図。

境内は緑も多く、「シャーッ」とセミの鳴く声が断続的に聞こえていました。

本殿はこんな感じ。

中央の建物はお札お守り授与所。インテリアデザイナー・Wonderwall片山正通氏が手がけたとのことで、明るく光が入る設計になっていました。

お札お守り授与所の横に「展望舞台」があります。

太宰府駅までは博多駅・福岡空港から高速バスで1本で着けるほか、西鉄福岡(天神)駅から西鉄でおよそ30分の距離。太宰府駅から宝満宮竈門神社まではバスで8分です。

なお、いずれの神社も「竃門」という名前が漫画『鬼滅の刃』の主人公・竃門炭治郎と重なることからファンの訪問が多いことでも知られています。
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