メモ

Intelが2万4000人の従業員を解雇しドイツ・ポーランド・コスタリカから一部撤退することを明らかに


Intelの決算報告で、同社従業員が約2万4000人解雇されることが明らかになりました。さらに、一部の国で事業を取りやめることもわかっています。

Intel Reports Second-Quarter 2025 Financial Results :: Intel Corporation (INTC)
https://www.intc.com/news-events/press-releases/detail/1745/intel-reports-second-quarter-2025-financial-results

Intel reveals it will shed 24,000 employees this year and retreat in Germany, Poland, and Costa Rica | The Verge
https://www.theverge.com/news/713388/intel-q2-2025-leave-germany-poland-costa-rica

2025年第2四半期決算で、Intelはドイツとポーランドで計画していたプロジェクトを中止し、コスタリカでの組み立てとテスト業務を終了することを明らかにしました。加えて、2025年末までに「コア従業員」を合計約7万5000人にまで削減する予定と発表しました。

2024年末時点でIntelは約10万9800人を雇用しており、そのうち約9万9500人を「コア従業員」としているため、2025年末までに2万4000人が解雇されるという計算になります。


Intelの第2四半期の収益は129億ドル(約1兆9000億円)で、前年同期比で横ばいでした。また、19億ドル(約2800億円)が組織再編費用として計上されました。第3四半期の収益は126億ドル(約1兆8600億円)から136億ドル(約2兆円)と予測されています。

近年、Intelは低調気味で、CEOが交代して以降、人員削減が加速しています。

Intelが財務状態立て直しのため工場労働者を最大で20%削減へ - GIGAZINE



リップ・ブー・タンCEOは「Intelは十分な需要を確保する前に新工場に過剰投資し、工場が不必要に分散化していた」と述べ、実際の進行度に歩調を合わせて拡大する必要があると強調しました。

ドイツとポーランドでは、Intelがそれぞれ「メガ・ファブ」に数十億ドル(数千億円)を投資していますが、これらは完全に中止される見込みです。Intelは1993年からポーランドに研究拠点を置いていますが、この進退は明かされていません。


コスタリカでは3400人を超える従業員が雇用されていますが、Intelは「コスタリカの組み立て・テスト事業をベトナムの大規模な拠点に統合する」と表明しています。コスタリカの従業員のうち2000人以上はエンジニアリングやコーポレート部門で引き続き勤務するとのことです。

アメリカのオハイオ州でも人員削減が実施される予定。施設の建設ペースをさらに遅らせ、支出が市場需要と一致するように調整されますが、投資は継続され、建設も続く見込みです。


Intelの次期主力製品「Nova Lake」の開発は2026年末に向けて予定通り進行しており、CEOが自ら「すべての主要なチップ設計は私自身が直接審査し承認する」と述べ、市場を安心させようとしています。

第3四半期には、Intelのデータセンター事業に進展があるとのことです。

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
「猛暑でIntel製CPU搭載PCのクラッシュが増加している」とFirefox開発者が報告 - GIGAZINE

Intel元CEOのゲルシンガー氏が日本の半導体メーカーRapidus(ラピダス)について「TSMCに追いつくには根本的な差別化技術が必要」と発言 - GIGAZINE

Intelが財務状態立て直しのため工場労働者を最大で20%削減へ - GIGAZINE

Intelの取締役会は半導体に詳しくない人物が大半を占め無能な決定でIntelを死に追いやっている - GIGAZINE

in Posted by log1p_kr

You can read the machine translated English article Intel announces it will lay off 24,000 e….