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ホテルでタバコを吸っていないのに7万円超えの喫煙代を請求される事例が多発、喫煙センサーのサイトには「Win-Win-Win」の文字が


ホテルでは禁煙ルームと喫煙ルームが明確に分かれていることがほとんどで、禁煙ルームでタバコを吸ったことが発覚すると追加料金が発生することもあります。アメリカのとあるホテルでは「タバコを吸っていないのに、吸ったと決めつけられて、追加料金を請求された」という事態が多発しています。


旅行関連ジャーナリストのジャック・グリフ氏は2025年7月にロードアイランド州にあるハイアットの「The Pell」というホテルに宿泊しました。グリフ氏は妻と8カ月になる娘と共に宿泊していたとのこと。

そして、チェックアウト時に料金明細書を確認したところ、「4時25分にRestセンサーが喫煙を検知しました(rest sensor detected smoking at 4:25)」という記載とともに500ドル(7万4000円)の追加料金を請求されていたことに気付きました。グリフ氏は「私はタバコを吸ったことがなく、ましてや8カ月になる娘を連れた週末休暇で喫煙習慣を始めようとも思いません」と述べ、タバコを吸っていないことを強調しています。


グリフ氏はフロントの担当者に「ヘアドライヤーは使ったけど、タバコは吸っていない」と説明したのこと。しかし、担当者は「私たちの喫煙探知機がウソつくことはありません」と対決的な態度をとったそうです。

The Pellのトリップアドバイザーでのレビューを確認すると、グリフ氏と同様に「タバコを吸っていないのに、吸ったと決めつけられて、500ドルを請求された」というレビューが複数投稿されています。


Googleマップのクチコミでも同様にタバコを吸っていないにもかかわらず500ドルを請求されたという報告が数多く寄せられています。


料金明細書の「Restセンサー」という記述から、The Pellはホテル向けセンサー事業を展開する「Rest」の喫煙センサーが配備されていると考えられます。Restのウェブページでは、センサーに堅固なアルゴリズムを採用することで正確な喫煙検知と効率的なスタッフへの通知処理を実現し、喫煙検知から料金請求までを自動化できると説明されています。


加えて、センサーを導入することで喫煙料金の徴収額を84倍に増加することが可能で、1部屋当たり年間1200ドル(約17万7000円)の増収を生み出すとも主張。


オーナーは収入を増やし、ゲストは悪臭被害を避けられ、従業員の生産性も向上する「Win-Win-Win」な製品としてアピールされています。


グリフ氏が喫煙料金の不当請求についての動画をInstagramに投稿した結果、2時間以内にThe Pellのゼネラルマネージャーからメールが届き、500ドルの払い戻しを提案されたとのこと。しかし、グリフ氏のもとには「自分も喫煙料金を不当に請求された。交渉したけど、完全な返金は受けられず、料金が半分の250ドルになっただけだった」といった報告が寄せられているそうです。グリフ氏はホテルの喫煙センサーシステムについて、「収益を生み出すためのスキームなのではないか」と指摘しています。

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in メモ, Posted by log1o_hf

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