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快適なストラップと新しいチップを備えた「Apple Vision Pro」が2025年後半に登場するとの予想


Apple製品に詳しいBloombergのマーク・ガーマン記者が、50万円を超える価格で2023年に登場したAppleのARヘッドセット「Apple Vision Pro」の新モデルが登場する予定だと伝えました。ユーザーからの不満がある「重量」などの問題がどう改善されるのか、期待が高まっています。

Apple Readies First Upgrade to Vision Pro Headset (AAPL) - Bloomberg
https://www.bloomberg.com/news/articles/2025-07-09/apple-readies-first-upgrade-to-its-struggling-vision-pro-headset

Apple Vision Pro 2 with more comfortable strap and upgraded chip is coming later this year - 9to5Mac
https://9to5mac.com/2025/07/09/vision-pro-spec-bump-new-strap-2025/


事情に詳しい関係者によると、新しいApple Vision Proには現行モデルより高い性能のチップが搭載され、特にAI関連の処理を効率的に行うための新しいコンポーネントが搭載される予定だとのこと。さらに、長時間着用しやすくするための新しいストラップも追加される予定だと伝えられています。

同じくApple製品に詳しいアナリストのミンチー・クオ氏は、新しいモデルには未登場の「M5」チップが搭載されると予想していますが、ガーマン氏は既に登場している「M4」だろうと述べています。現行のApple Vision Proには「M2」チップが採用されているため、少なくとも2世代は進化するだろうと期待されています。

新しいモデルは2025年後半に登場する予定です。


これとは別に、重量を大幅に削減し、価格を下げたApple Vision Proが2027年に登場するとの分析もあります。ガーマン氏とクオ氏は両名とも2027年が大きな転換点だと見ていて、進化し続けるApple Vision Pro用の「visionOS」と合わせていくつかの改良が行われるだろうと予想しています。クオ氏は、2027年に登場予定のApple Vision Proはプラスチックなどの安価な材料を使用し、ハイエンドモデルよりもセンサーの数が少なくなると考えています

ガーマン氏は「当時、Apple Vision ProはAppleの新たな時代の幕開けとして称賛されましたが、煩雑なハードウェアと価格が足を引っ張りました。本体が重いという問題もあり、Appleは2種類のストラップを用意して負荷を軽減するよう試みていますが、問題は未解決のままです。加えて、魅力的な独占アプリが不足している点でも課題を抱えています。これらの要因が重なり、新製品カテゴリーとしてのデビューは精彩を欠くものとなりました。Appleは新モデルを投入することで、消費者からの支持の伸び悩みを改善し、性能と快適性を向上させることを目指しています」と述べました。

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in ハードウェア, Posted by log1p_kr

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