ほぼリアルタイムで会話を文字起こししてレンズに映す聴覚障害者向けのスマートグラス「TranscribeGlass」、翻訳機能も付いて誰でも便利に使える

イエール大学の学生らが、周囲の人間が発した言葉をメガネのレンズに表示するスマートグラス「TranscribeGlass」を開発し、販売を開始しました。わずか0.3秒の遅延で表示できるのが特徴で、日本語に対応し翻訳機能も搭載しています。
TranscribeGlass: Instant Subtitles on Smart Glasses
https://www.transcribeglass.com/
Yale student founds TranscribeGlass, a live speech-to-text transcription device - Yale Daily News
https://yaledailynews.com/blog/2025/02/18/yale-student-founds-transcribeglass-a-live-text-to-speech-transcription-device/
TranscribeGlassが動作する様子は以下の動画で確認できます。周囲の人間が発した言葉が右目側のレンズに文字起こしされるという仕組みです。
設定さえ完了すれば話者を特定するので、誰が何を話しているのかが明確になるのが特徴。
周囲が騒がしい環境でも動作します。
また、音声を自動的に翻訳する機能も搭載しています。発売時点で英語、スペイン語、フランス語、中国語、イタリア語、ドイツ語、ポルトガル語、韓国語、日本語、ベトナム語に対応しています。
TranscribeGlassの重量は38gで、6時間連続稼働可能なバッテリーを内蔵しています。文字起こし処理はBluetoothでスマートフォンに接続し、スマートフォン経由でクラウド処理する仕組みです。オフラインでも文字起こしが可能ですが、品質が低下する可能性があるとのこと。発売時点でiPhoneのみ接続可能で、Androidは対応準備中です。

本体の代金は377ドル(約5万4000円)で、音声認識の費用として月額20ドル(約3000円)のサブスクリプション費用が必要です。日本への配送にも対応しているとのことです。
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in ハードウェア, Posted by log1p_kr
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