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Xのポストにどのような意見が集まっているのか識別できるようにコミュニティノートでラベルをつける新プログラムを試験的に導入中


Xの投稿には「いいね」というリアクションをすることができますが、「いいね」が具体的にどのような意見を示しているのかは判断がつきません。そこでXは、誤解を招く可能性がある投稿に対立情報を付与できるコミュニティノートの機能を用いて、投稿を見たユーザーがどのような細かい意見を持っているのか確認できる機能をテストしています。

Exclusive: X piloting new program to elevate content users agree on
https://www.axios.com/2025/06/05/x-elon-musk-community-notes


ニュースメディアのAxiosが報道した内容によると、Xはコミュニティノート機能を使って、意見が異なる人々がそれぞれどのような意見に同意しているのかをハイライトできるプログラムを試験的に導入しているとのこと。コミュニティノートは、誤解を招く可能性がある投稿に対し、反対意見を持つユーザーのノートが表示されますが、その機能が拡大して議論が別れているトピックに関してより広く概観できるようになっています。

以下は、Axiosが示した新機能のスクリーンショット。プログラムに参加したユーザーが特定の投稿に「いいね」をすると、「同意する」「面白い」などの「この投稿を好む」、もしくは「同意しない」「興味がない」などの「この投稿を好まない」というアンケートが実施されます。


プログラムに参加したアカウントでは、以下の画像のように、ポストの下に「この投稿には異なる意見を持つ人がいます」というコミュニティノートが表示されることがあります。ここから、自分の意見を回答できるほか、他のユーザーがどのような意見をもってそのポストにリアクションしたのか、具体的に知ることができるようになるというわけ。


Xの製品担当副社長キース・コールマン氏によると、このテストプログラムはアメリカ国内のごく少数のユーザーから始まり、徐々に拡大していく予定とのこと。テストを通して、ユーザーが「いいね」をする傾向や人気のでやすい投稿を特定するほか、さまざまな視点から「いいね」が押された投稿について識別するためのアルゴリズムの開発に役立てることが計画されています。

コールマン氏は「ソーシャルメディアでの会話について、物議を醸す問題に関しても、実際にはかなり多くの合意があることをXのデータは示しています。今回の試験運用には、広く共有されている意見を中心に勢いとエネルギーを生み出す可能性があり、それが社会的な議論や統治に対する考え方を一変させる可能性を秘めています」と語りました。

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in ネットサービス, Posted by log1e_dh

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