細田守監督が“復讐の物語”を描く映画『果てしなきスカーレット』特報映像公開

『時をかける少女』『サマーウォーズ』から『竜とそばかすの姫』まで、印象的なアニメ映画を送り出してきた細田守監督の手がける最新作『果てしなきスカーレット』が2025年11月21日(金)に公開されることが決まり、特報映像が公開されました。

映画『果てしなきスカーレット』公式サイト
https://scarlet-movie.jp/

【特報】『果てしなきスカーレット』＜11月21日（金）公開！＞ - YouTube

細田監督によれば、本作は新型コロナのパンデミックが落ち着きを見せた一方、ロシアによるウクライナ侵攻が発生した直後の2022年3月ごろから考えられた企画で、「平和ではない世の中をどうやって生きていくべきなのか」を探す気持ちに向き合って作品を作るべきではないかという思いから発想されたものだとのこと。

本作の主人公は、父を殺され、復讐に失敗した王女のスカーレット。宿敵に復讐を果たし“見果てぬ場所”にたどり着かなければ＜虚無＞となり存在が消えてしまうという“死者の国”で目覚めたスカーレットの旅路を描く作品です。

発表されたティザービジュアルには剣を手にしたスカーレットが描かれ、「生きるべきか。」のキャッチコピーが添えられています。

細田監督にとって本作は、2011年に設立したスタジオ地図で制作する5本目の長編アニメ映画です。なお、これまで細田監督は2006年公開の『時をかける少女』以来、現代の日本かそれに近い世界を舞台とした作品を手がけてきましたが、本作は完全にこれまでとは別のベクトルに振ったものとなっています。