10年たっても手のひらに残る別れの後悔……「秘密の宮園」第8話前編をGSCメンバー向けに先行公開

家族も友達もいなくて孤独だった少女・花音(かのん)が、アンドロイドと名乗る少女・凛音(りおん)に求婚されて始まるマンガ「秘密の宮園」は、第8話の前後編で完結を迎えます。凛音と一緒にいるためAIになると決意した花音。花音を守るため一人旅立った凛音。2人の別れからクライマックスまでの第8話前編を2025年4月24日ごろ更新予定です。

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第1話「孤独と美少女とアンドロイド」を読む！
https://gigazine.net/comic_viewer/himitsu-no-miyazono-01

第8話前編「star crossed」の先行公開はこちらから！
https://gigazine.net/comic_viewer/himitsu-no-miyazono-08a

◆「秘密の宮園」あらすじ
孤独に過ごしていた少女、宮園花音(みやぞの かのん)の前に現れた、花音と同じ名字を持つ宮園凛音(みやぞの りおん)。凛音は自らを「アンドロイド」だと名乗り、花音に対し「人格を人工知能(AI)に移行して、自分と同じアンドロイドになってあたしと結婚して！」と衝撃の告白をしました。

孤独だったけれど穏やかだった日常をはちゃめちゃにされて、凛音に強く反発した花音。しかし、凛音に巻き込まれてごく短い時間一緒に過ごし、花音と凛音の深い秘密を知ったことで、花音は凛音の強い思いを理解します。穏やかに過ごす花音と凛音と、友人たち。たった4日の出来事でした。

凛音はもともとイレギュラーに誕生したアンドロイドで、その能力は人類を守るために役立てています。20年以上前、小惑星が地球に衝突するのを避けるためのプロジェクトで地球を離れる必要があって、大切な人と別れてしまった凛音。もう一度、同じ運命が巡ってきます。

初めて会った時の凛音の告白を、「ありえない」と一蹴していた花音。でも今は、凛音をひとりにさせないために、答えるしかない。

待望していたはずの告白の答えに、凛音はあっさりと拒絶します。花音がAIになったら凛音とずっと一緒にいられるけれど、花音という存在は命を落としてしまいます。凛音にとっては、花音が生きていることが一番大事でした。

そして、宇宙に旅立っていく凛音。花音が最後に見たのは、いつも通りの笑顔。

そして5年が経過し、高校生だった凛音は大学に進学していました。5年の間、たった4日間の出来事を、花音はずっと後悔しています。

さらに時はたち、花音は知り合いの科学者に相談してとある考えを実行します。運命に分かたれた花音と凛音。もう一度、ずっと一緒にいるために。

本編は以下から読むことができます！

秘密の宮園 第8話前編「star crossed」
https://gigazine.net/gsc/himitsu-no-miyazono-08a

◆原作担当・作画担当プロフィール
原作ネーム：すこやか
https://twitter.com/_sukoyaka_

作画：ぼおる

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◆メンバー限定資料「第8話ネーム編」
「秘密の宮園」はすこやかさんが原作ネーム、ぼおるさんが線画およびカラー作画となっています。すこやかさんのネームでは重要なシーンがどのように描かれているのか、「表情」に注目して集めてみました。

以下は第8話冒頭シーン。凛音と別れる花音の悲しみが、ネーム時点でも色濃く表現されています。

時がたっても公開を抱き続けている花音の表情。以下のような表情では、ネームだけで作画に「こんなイメージの感情」と伝えることが難しいため、ニュアンスがうまく伝わるよう打ち合わせしています。

幼い凛音を幻視した花音。あまり驚いていないあたり、このような幻覚は繰り返し見ているのかもしれません。

第8話前編ラストの花音は、どこか諦めたような、冷たさを感じさせる表情をしています。この時花音が決意したアイデアは、最終回の第8話後編で明かされます。

今後もGSC限定で先行公開のほか、裏事情＋ノウハウも分かる秘蔵資料なども公開していきますので、「秘密の宮園」を引き続き応援よろしくお願いします。

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