ハードウェア

スマホの画面を割れにくくする新素材「Corning Gorilla Glass Ceramic」が登場、1mの高さから10回落としても大丈夫


ガラス製品メーカーのCorning(コーニング)が強度の高いガラスセラミック素材「Corning Gorilla Glass Ceramic(コーニングゴリラガラスセラミック)」を発表しました。

Corning® Gorilla® Glass Ceramic | New Glass Ceramic Cover Material
https://www.corning.com/gorillaglass/worldwide/en/glass-types/gorilla-glass-ceramic.html


コーニング、Corning® Gorilla® Glass Ceramicを発表、 評価の高いタフカバー素材のポートフォリオを拡大
https://www.corning.com/jp/jp/about-us/news-events/news-releases/2025/03/Corning-Introduces-Corning-Gorilla-Glass-Ceramic-Expanding-Portfolio-of-Tough-Cover-Materials.html

CorningのGorilla Glassシリーズは高い耐久製を備えていることから、多くのスマートフォンやタブレットのカバーガラス素材として採用されています。一例として、Google製スマートフォンのPixel 9 Proはカバーガラスとして「Corning Gorilla Glass Victus 2」を採用しています。


2025年3月26日に発表された「Corning Gorilla Glass Ceramic」はスマートフォンなどに採用されている強化ガラス「アルミノケイ酸塩ガラス」と比べて「粗い表面での落下に対する耐性」が大幅に向上しており、スマートフォンなどの画面を割れにくくすることができます。

Corningは「アスファルトを模した表面に1メートルの高さから10回繰り返し落下」という過酷な条件でのテストも実施。その結果、アルミノケイ酸塩ガラスが1回目の落下で破損したのに対して、「Corning Gorilla Glass Ceramic」は10回落下しても破損しませんでした。


「Corning Gorilla Glass Ceramic」を採用した製品は、今後数カ月以内にMotorolaが発表する予定です。

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in ハードウェア,   スマホ, Posted by log1o_hf

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